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第三十九話「クレファスの恋」

 次の国、ブルマ国へ辿り着いた。

 国民全員がブルマを履いてそうな国だな。

 国旗もブルマだったりして?


 冗談はさておき、ナビから重要な情報が僕に届いた。


 この国にはスラム街がある。

 そのスラム街にやばい組織があるらしい。

 言うなれば悪の組織だな。


 とりあえずそいつらから武器を奪い、そこのボスを連れ出し、この国の治安部隊に引き渡して欲しいというのが今回のミッションの内容だ。


 ちなみにこのミッションは僕一人で行う必要がある。

 というか僕一人にしか出来ないミッションだ。


 なぜなら、敵一人殺さず武器を奪う必要がある。

 クレファスのことだ。殺しにかかるだろう。

 なので僕一人だ。


 皆が寝静まった中、僕は一人出かけに行く。


「どこへ行くんだ?」


 クレファスが起きだした。

 適当に理由を付けて、抜け出そう。


「眠れないからちょっと黄昏にね」


 理由付けはこれでいいだろう。

 さて、行くと


「俺も一緒に黄昏ていいか?」


 …………。

 ナビさんナビさん予想外の事態が発生しました。

 どうしましょう?


「別に急ぐ必要はないわ。また明日行けばいいことよ」


 とりあえず、クレファスと一緒に黄昏ることになったわけだが


「なあ、雅人、俺の気持ちを聞いて欲しい」


 何だ? 急に

 

「告白なら勘弁な。僕ノンケだし」

「そういう意味じゃねえよ」


 とりあえずクレファスの気持ちとやらを聞いてみるか。


「なあ、俺ガチでアスターシャに恋しちまったんだが」


 恋のお悩み相談か。


「どうすればいいと思う?」

「どうすればって言われても、まず年の差をですね」

「だから悩んでるんだよ」


 クレファスは語りだした。

 もし、俺とアスターシャが結婚したら、俺が寿命で先に逝くことになるだろう。

 そしたら、アスターシャや産まれて来た子供達に苦労をかけることになる。

 だから、どうしたらいいんだろう? という内容だ。


 とりあえず悩んでいることは分かった。

 だが、その前に言いたいことがある。


 何で結婚する前提なん?


 向こうは全然その気がないわけだからね。

 一応こういった話をクレファスに伝えたわけだが


「何言ってる。俺は狙った獲物は逃さないと言われる恋のキューピットクレファスと呼ばれているんだぞ!」


 うん、意味が分からん。

 まず恋のキューピットは自分の恋じゃなくて他人の恋を助ける役割だからね。

 そこら辺分かってて、その言葉を使ってるんだろうか?


「もちろん、結婚するのは今じゃない、彼女が成人してからだな」


 勝手に話が進んでるんだが。


 それにこいつの性格のことだ。

 アスターシャが成人したら別の女の子に目が行くと思う。

 変態ロリコン野郎だしな。


 とりあえず、ガンバレーオウエンシテルカラーと励ましておいた。

 その恋、叶うといいですね。


 こうして恋のお悩み相談は終わった。

 ってかこれって相談というよりもクレファスの妄想にしか聞こえてこなかったんだが。


 ってかこいつがアスターシャと結婚したら僕はこいつのお兄さんになるということだけども。

 ある意味嫌だな。


 まあアスターシャがクレファスに振り向いてくれるのかも怪しいが。

 どっちにしろ、まだ先の話だ。


 今は考えないでおこう。

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