第二十六話「やけくそ」
今日もいつもどおりクレファスと特訓してるんだが。
何かいつもより厳しくありません!?
いや、特訓は厳しいものなんだが。
何か彼の攻撃には若干私怨が入ってる気がする。
だって剣を弾き飛ばすだけじゃなく、その後、剣の面で僕の体を叩いてくるんだもん。
アスターシャの件、相当根にもってんなこれは。
とりあえず、まだ始まったばかりだし僕の体がもつようにはしたい。
ということで
「ねえ、クレファス」
「どうした?」
「剣で僕を叩くのやめてくれない?」
「怪我を負う。これも立派な修行だぞ!!」
「いや、だって前はそんな「うるせええ!! やるったらやるの!!!」
やけくそだな。こいつ。
しかし、アスターシャに留守番頼んで良かったな。
今の光景をアスターシャが見たらクレファスの株、下がりまくりだぞ。
まあもうとっくに下がっちゃってますけど。
しかし、体が痛い。
立ち上がるのも困難だ。
「クレファス、もう終わりにしない?」
「へこたれるな、あまちゃんが」
「もう体が持たないよ」
「チッ、分かったよ。ちょっと先に帰っててくれ」
ということで、先に帰るわけだが。
後ろから
「爆裂陣爆裂陣爆裂陣!!!」
という怒りがこもった叫び声と共にすっげえ爆発音が聞こえるんだが。
彼の気分が直ることを祈る。




