踊り子と泥棒
キレが悪くて本文がやたら長くなてしまた……。
アカシアが裏門で陽動を開始したのと同時刻、地下水路のカルルは広場の真下に当たる場所に到着していた。
「今の音が合図……だよな、ぎりぎりだけど。――よし」
ランプや地図などは置いていく。出来るだけ身軽な格好で動けるようにしたい。梯子を上ると蓋になっている薄い鉄板に手を掛けた。
真上がどんな場所なのかわからない以上、いきなり開けるのは危険である。そう考え、目だけ覗ける程度に軽く押し上げてみた。
「………………。――っ!」
あわてて蓋を閉める。直後、頭上をいくつもの足音が通り過ぎていった。
「あの花火はなんだ!?」
「こんな時間に! 評判が悪くなっちまったら終わりだ!」
「どこの馬鹿だ! 早く止めさせろぉ!」
土の地面を蹴る音が完全に遠ざかったのを確認すると、カルルは再び鉄板を押し上げた。
「……?」
さっきと景色がまるで違う。あまりのことに思考が一時停止した。
薄い布のようなものがすぐ目の前に垂れているのだが、視界が狭すぎてわからない。
もう少し、と蓋を持ち上げたのは失敗だった。
手を伸ばせば届きそうなほど近くに人がしゃがみこんでいたのだ。
「あは☆ お兄さん、そんなところで何してるの?」
頭の中が真っ白になる。
見つかってしまった。相手はカルルより一つか二つは年下の少女だが、薄い布であしらわれた特徴的な服は団員であることを裏付ける舞台衣装に違いない。
重大な失敗を理解しながら、なんとか苦し紛れの弁解を試みた。
「道に……迷ったんだけど」
「人の道を間違っちゃったの?」
「いや……」
「とりあえず出てきてよ。そこのテントでお話ししよっか」
「いや俺は……」
「大声だしてもいいんだよ、泥棒さん?」
「……わかったよ」
終始薄いスカートの中が丸見えだったことは黙っておくことにした。
「このテント、今は誰もいないから安心して」
テント自体が小屋くらいの大きさがあり、サーカスの道具類がまとめて置かれているのを見るとどうやら倉庫としての場所なのだろう。
「君はサーカスの人……だよね」
「うん。それが聞いてよ。投げの練習したいんだけどさ、危ないからここでやれ、なんて。ひどいと思わない? こんなすみっこの散らかった倉庫じゃ余計に危ないっての。団長さんはもう少し団員への配慮と、背が高ければ良い人なんけだど」
「投げって……ナイフを投げる練習を?」
「そうだよ? よくわかったね」
さっき太ももにベルトでナイフが仕込まれているのが見えたから、と危うく口が滑りそうになる。
「あ、ああ……なんとなく、ね」
何より、こんなことをしている場合ではないのだ。
今尚、アカシアとクラーストが自分のために時間を稼いでくれている。無駄にできる猶予など一秒たりともありはしない。
そんなカルルの焦りを見抜いたのか、少女は言った。
「もしかして、あの獣の耳の女の子を助けに来た?」
「――知ってるのか!?」
「そりゃあもう。いっぱいお喋りして仲良くなったよ。じゃあ、あなたがおにぃちゃんなんだね」
この災いは福に転じてくれるかもしれない。
道はどうやらまだ残っている。
「居場所を教えてくれないか。頼む」
じり、と一歩詰め寄った。
「あは☆ ちょっと怖い顔しないで? そうだね……条件次第で教えてあげてもいいから」
そんな悠長なことを聞いていられるほどの余裕はない。
「一応、条件を聞こうか」
言いながら懐からお守り刀のソードブレイカーを抜いた。
「それはね……」
スカートの裾をつまんだ白魚のような指が、ゆっくりとした動きでたくし上げていく。段々と顕わになっていく白く細い足にカルルは思わず目が向いてしまう。
「あは☆ ……何を期待してるの? 泥棒さん」
カルルは目を逸らす。
「いいよ、そういうのが狙いの衣装だし」
言って笑いつつも太ももからナイフを一本だけ抜くと、それをカルルにむけた。
「私に勝ったら、教えてあげる。負けたら……どうしようか」
「…………」
時間はない。あったとしても取れる選択肢は一つしかないが。
戦わなければ――
「いくよ? ――それっ!」
投げの役者というのだから、てっきりナイフを投げてくるのかと思いきや意外にもそれを握って踏み込んできた。
だが、先日のルイーグのような訓練された剣筋ではない。落ち着いて、ソードブレイカーの背で噛みとって少女の手から弾き飛ばしてやった。
しかし彼女は武器を失うも降参する気配はなく二本目のナイフを抜いた。
「凝った武器持ってるだけあるね……。じゃあ、こうだっ!」
「!」
投げられたナイフの切っ先が一筋の閃光のように見えた――と感想を抱いた時には後ろの木の箱に突き刺さっていた。
右目の目尻に熱い感触がある。たぶん浅く切れている。
「降参してもいいよ。じゃないと今度はもっとぎりぎりに投げるから」
得意げに言う少女にカルルもソードブレイカーを握り直して言い返した。
「当てなかったんじゃなくて、人に当てる度胸がなかっただけじゃないのか?」
それを聞いて、笑顔が一度だけ消えた。
「あは、言うねお兄さん」
今のは相当癪に障ったらしい。鋭い眼光はもはや別人のものだ。殺気すらひしひしと伝わってくる。
「じゃあ今度は――」
少女が太ももから新しいナイフを抜こうと屈んだ瞬間、カルルが一気に詰め寄って積んであった藁束の山に力ずくで押し倒した。
「やっ、ちょ――どこを触って……あ!」
残りのナイフをすべて抜き取って手の届かない背後に放り投げ、馬乗りになると手早く上着を脱ぎ棄てた。
「いや、何するの!? ――んんっ!」
左手で口を塞いで黙らせ、右手の刃を喉元に押し当てる。
「静かに。大人しくしてくれれば殺さない」
「…………!」
喉元から刃を離すと、脱いだ上着を掴んで少女の一回り小さな体に覆いかぶさった。
「や、いや――、…………っ」
暴れる少女の両手首を上着の袖できつく縛り、カルルは体を起こした。
「乱暴なんかしない。その代わり、メーネの居場所を教えてくれ」
「…………、わかったよ……」
カルルはソードブレイカ―を懐にしまった。
少女を抑え込んでいる間、「三人目」という言葉が頭に浮かんで消えなかった。そうならずに済んだことが何よりも安堵できた。
できることなら、もう誰も傷つけたくない。
「……このテントを出たら向かいに同じようなテントがあるんだけど、そこがショーで使う動物たちの楽屋だよ。あの子たちもそこに入れられてる。大きなテントだからすぐにわかるよ」
「わかった。ありがとう」
カルルが入り口を振りかえろうとすると、
「あ、まって」
「?」
「名前……おしえて」
「…………。……カルル。――カルル・グリアム」
下の名前がすぐに思い出せなかった。孤児院でも口にしたことのないこの名を知っているのは今では自分と彼女だけだった。
「カルル……。また、会える?」
なぜそんなことを聞くのか、それを理解するのにはカルルはまだ経験が足りなかった。
しばらく黙った後、背を向けてカルルは答えた。
「そうだな……君が素晴らしいナイフの使い手になって、大陸中を公演して廻るようにでもなったら……いつかは会えるさ。その時は……君が憶えていてくれれば」
「あなたが忘れないっていう保証はあるの……?」
返ってきたのはさっきまでのとぼけた調子の声ではなかった。
「君みたいなコを忘れるわけがないさ」
少女にそう残してテントを出ると、確かに正面に大きなテントが見えた。
幸い、見渡す限りでは周囲に人は居ない。
好機である。そして急がなくては。初めの合図からだいぶ時間が経ってしまっている。クラーストは最後に青い花火を打ち上げて撤退すると言っていたが……。
花火の音がする正門のほうを向くと、まだ白い色の花火が細かく火花を散らしながら夜空に溶けていった。
はやる気持ちを抑えながら、カルルはそのテントに近づいていく。
扉代わりの布の幕を開くと、中には鉄の檻がいくつも置かれていて、眠っていた動物達がカルルの気配に目を覚ましたようだった。
一番近くの檻の明らかに肉食の獰猛そうな獣は、カルルを睨むことも唸って威嚇することもなく、猫のようにじっと見つめてきた。
もしかしたら人を襲わないように躾けられているのかもしれない。事実、ほかの檻の動物たちもそうだった。寝ていた姿勢のまま目だけこちらに向けてくる。
不意に、人の言葉が檻の向こうから飛んできた。
「にぃちゃん?」
その声にどれほど安堵したことか。早足で回り込み、ようやく再開を果たすことが出来た。
「メーネ……」
その檻には、二人の獣人が入れられていた。
意外にも顔色が良く、元気そうなメーネ。
そして、もう一人。
「君は……クラーストさんの?」
メーネよりは年上のようだが、傍目にわかるほど衰弱している。膝を抱えて虚ろな顔で下を向いていた少女はその名前に反応を示した。
「え……?」
「君のお父さんから頼まれてね。ここから逃げよう」
「お父さん……?」
クラーストは娘がサーカスに捕まっているのを知ってからも直接は顔を合わせていないと言っていた。彼女からすれば、父の記憶はもう何年も昔に止まってしまっているのだろう。
「でもにぃちゃん、鍵が掛かってるから……どうするの」
そう言われてカルルは檻の扉の錠前を調べた。物自体は新しく、剛性に優れた単純な作りの錠前だった。
「開かない鍵なんて無いよ」
ハロッサの錆びついた手枷に比べればこんなものは開けて下さいと言っているようなものだ。
髪の中から細い髪留めを取り出すと形を整えて錠前に差し入れる。髪留めとしてなら無くすことも邪魔になることもないので重宝していた。
ほどなくして、弾力を含んだ柔らかい感触と共に鍵が外れた。
「よし、逃げるぞ」
メーネは立てない少女に肩を貸し、ふらつきながらも檻の外に出た。
「にぃちゃん……」
「お、おい? どうしたんだ急に」
檻から出た途端、ぼろぼろと泣き出したメーネにカルルは困惑した。
「こわかった……もう会えないって、思ってた……ひっく」
メーネの心を理解したカルルは膝を折って同じ目の高さで抱きしめてやった。そして腰に結わえつけていた帽子を外し、少し乱暴にメーネの頭に被せた。
「もうそれを離すんじゃないぞ」
「……うん」
セマードとの取引を行った際、メーネは恐らくアカシアに買ってもらった帽子のことを思い出して口籠もったのだろう。
邪魔になる帽子をわざわざこの場で被らせるために持ってきたのは、メーネがこちら側であることの証として以外の意味はない。
「……君は走れるかい?」
面と向かい合うと少女はひどくおどおどして肩を強張らせた。まるでハロッサの子供たちと同じ反応である。その原因に対して憤りを抑えながらもカルルはできるだけ優しく笑ってみせた。
「大丈夫……です」
そうは言うものの、メーネが肩を離すとすぐに膝を折って地面に手を着いた。
カルルが腰を降ろして彼女に背中をむける。
「ほら」
「で、でも……」
遠慮しないで、とは言わない。
「君の足に合わせていたら捕まってしまうから」
提案ではなく命令なのだと知ると彼女はあっさりカルルに身を委ねた。
「……っ」
……少女は小麦の袋より軽かった。
「あ、にぃちゃん待って」
「なんだ?」
「この子たちも……」
ほかの檻の鍵も、カルルがその気になれば開けることはできるだろう。
「でもそんな時間は無いぞ。こっちだって一杯一杯なんだ」
すると近くの檻の中の一頭が、ゆっくりと体を起こすと小さく唸った。
「え、なに?」
メーネが駆け寄るとその獣の体の下から古びた金槌が顔を出した。
「それで……え、チョウバン?」
まさか、とカルルは鳥肌が立ち、畏怖の念さえ抱いた。
メーネが聞き返す間に獣はその金槌を前足で檻の外に蹴って寄こしてきた。
それをカルルが拾い、自分の三倍は体重のありそうな獣にむかってこう言う。
「逃げたいのなら逃がしてやる。だが、俺たちは襲わないと誓えるか」
ガウ、と一鳴きし、それをメーネが取り次ぐ。
「人間なんか食べたら血が汚れる。……だって」
「……夢でも見ている気分だ」
メーネを後ろに下がらせると、カルルは金槌を檻の錠前とは反対側の、扉を支えている蝶番に力強く叩きつけた。
赤茶けた錆まみれの金具はいとも簡単に破壊し、上下の二か所ともを壊すと支えを失った扉は力なく開いた。
のそり、と檻から出てきた動物は猫がするそれのようにカルルの足に体を擦りつけ、入り口の前で座りこんだ。
「見張っててくれるって。だからほかの子たちも、早く」
「あ、ああ」
同じようにして全部で四つの檻を壊し終えると、外見のことなる四足の獣たちは暴れることもなく皆大人しくテントの入り口に固まった。
「みんなが一斉に飛び出すから、その後からメーネたちは逃げればいいって。ありがとね、おじちゃん」
日輪のような鬣が特徴的な最初の一頭の首筋を撫でるメーネに、初めてカルルはそれが雄なのだと知った。
「……わかった。じゃあ、始めてくれ」
鬣の一頭が爆発の如く咆哮を上げた。
狼の咆哮すら可愛く思える遠吠えの後、その一頭が先陣を切ってテントから飛び出した。すると続くようにほかの獣も外へと飛び出していき、間もなく遠くから人の悲鳴が上がった。
「――さあ、俺たちもこんなところからはおさらばするぞ」
「うん!」
テントを出ると広場はまさに混沌としていた。
どうやら飛び出していった獣たちが良い機会とばかりに挨拶参りをしているらしく、あちこちのテントは痛々しく縦に切り裂かれ、中には火の手が上がり始めているところさえあった。
やり過ぎじゃないかとカルルは思ったが、その隣で様子を目にしたメーネが呟いた。
「あの小っちゃいオジサンがね」
「?」
なんとなくセマードのことだとわかった。
「さっきの檻の前に来て、メーネたちのこと見ながら言ったの。『酒の肴ってのは食べるばかりじゃない、見て楽しむモノだってあるンだ』って」
「…………」
「よくわからなかったけど……すごく嫌だった。だからね、もっと滅茶苦茶にされちゃえばいいのに、なんて思うの。……メーネ、悪い子だよね?」
その問いはカルルにはとても幼稚な葛藤だ。
世の中にはどうしようもない輩というのが残念なことに存在する。そいつがどれだけ酷い目にあったとしても、『天罰』の一言で片付けて誰も良心を痛めないような価値観の持ち主が。
背が伸びるにつれて薄々察してきてはいても、それを仕方ないと受け入れるのがまるで自分を壊すようで、諦めるようで嫌だった。
隣人を愛せ、とは異教の神の有名な教えだ。
皆が同じようにそうすればきっと今よりもマシにはなるだろう。
だが、カルルは思う。必ずしもその隣人は自分を愛してくれるのか? と。本当に気を許して馬鹿を見ないと言い切れるのか? 安心なくして捧げられる愛など、上辺だけのものでしかない。神は仲介も保証もしてはくれない。そんなものを絶対と信じて言葉通りに教えを貫く生き方をしろというのだ。
それはもはや自虐の見返りに一部の情けを買って、同情を救済として求めているだけではないか。
――どうしてここまで捻くれた思考をするようになったものか。
曲解も甚だしいとわかっている。
だが、見も知らぬ他人を信じることほど怖いもの知らずはない、それがカルルの教訓なのだ。
物事の見え方は、その時の立ち位置によってまったく別の形に見えてくる。
貴族の格言も、平民には嫉妬を買い、奴隷には阿呆と呼ばれる。
カルルには世話の焼ける妹のような存在でも、その飼い主には壁に掛けた剥製の延長のつもりだったことの違い。
ならばメーネの思考が幼さ故の仕方の無いもので、決して彼女が悪いことは有り得ないと答えは出ている。カルルの中では。
「……それは自分で納得できるまで考えるしかない。俺には答えられないことだ」
そんなことはない、と言葉だけでもそれを否定してやればメーネの気は軽くなったかもしれない。
「……そうだよね。ありがと、にぃちゃん。メーネ、自分で考えてみるよ」
意外な返事だった。
「さ、いこうよ。逃げるんでしょ? それに急がなきゃいけないんだったら早く!」
「あ、ああ」
急に大人びたような気がして、戸惑いながらもカルルは来た道を走りだそうとした。
その時。
「きゃあああぁぁーーーーっっ!!!」
夜空をつんざくかの如く金切り声が響いた。それはすぐそばのテントから。
思い当たる節にカルルの足がはたと止まる。
「にぃちゃん? どうしたの早く!」
あまり猶予がないことを悟ったメーネにも焦りの色が見えていた。
不安げな視線にカルルは一呼吸置いてから、はっきりとした口調で言った。
「この子と先に行っててくれ。そこの穴から梯子を下りれば逃げられる。そこで待ってろ――」
「え、ちょっとにぃちゃん!?」
言い終えるや否や、カルルは悲鳴のしたテントへと駆けていった。
――間一髪。
「――カルル!」
「やめろっ!」
娘と獣の距離は馬一頭分もなかった。
両手首を縛られた挙句に恐怖で腰が抜けてしまった彼女は藁束の山で芋虫のようにもがくのが精一杯だった。逃げることなど叶うわけがない。
低い唸り声がカルルへと向けられる。丸い瞳が縦に細くなり、鋭敏な髭と耳がこちらの心の中まで探っているようだ。
こいつはメーネが通訳してくれたあの雄ではない。黄色い毛並みに黒の細い縞模様は、まるで枯れ草とその影のような色合いである。
姿形こそ猫のような体つきだが、その巨躯はそれだけで狼を遥かに凌ぐことは言うまでもない。
剥き出しの敵意に対峙した時、以前までの自分なら震えあがって何も出来ないまま首を絞められる鶏と同じ顔をしていた。
というか、以前までの自分とは言っても、今もさして変わらないはずなのだが。
それなのに、……おかしなことに。先程出会ったばかりの彼女まで危険に晒されるのだと思うと、命に代えてでも立ち向かおうとする勇気が湧いてくるのだ。
ソードブレイカーを構えたカルルに少女が叫ぶ。
「無理だよ、逃げて!」
カルルもそれが妥当な判断だと思った。
アカシアのような力量があるのならともかく、短剣ひとつでコレに勝とうなんて考えるべきじゃない。冷静な自分が頭の中でそう主張している。
それでも。
思っていることとは全く反対の台詞を口にしてしまうのが人というものである。
良くも悪くも、自分に言い聞かせるように。
「やってみなけりゃわからないさ」
これは良いほうだと信じたい。
抜いたソードブレイカーを左手に携え、カルルは覚悟を決めた。
どこかで用法の違う表現とかあったら指摘して頂けると嬉しいんですよ。