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煙草に関する嫌な記憶

掲載日:2026/05/31

久しぶりのエッセイです。 私の個人的な感想と体験とを書いてみました。

初めて煙草を吸った(吸わされた)時の、凄く嫌だった思い出になります。

どうせ書くなら楽しかった思い出を書けよ! と思われるかも知れません

が、楽しかった記憶はどれも(ささ)やか過ぎて、しかも大人になってからの話

ばかりになって、態々書く程も無い、実に詰まらないモノばかりなんです。

私は煙草が嫌いだ。 煙草の副産物である嫌な匂いと、喉に張り付く煙が原因で。


煙草の煙は喘息や気管支炎のトリガーとなり、肉体を酷く苦しめてくれるからだ。

平気で喫煙出来る人や、喘息や気管支炎の経験が無い人には解からないだろうが。


本当に苦しいのだ。 インフルエンザで40度の発熱が程よい気怠さに思える程に。


・・・・・・・・・


そして何より匂いが嫌いだ。 匂いではなく、臭いと書きたくなる程に不快に思う。


何故か人一倍敏感らしい嗅覚が災いするのか、遠くに落ちている吸い殻の匂いさえ

不快に感じてしまうのだ。 それこそ犬や猫のウン〇よりも臭いと感じてしまう程。


だからクルマの窓を開け、快適な車内から汚物を、煙草の吸い殻を捨てる行為を目

にする度に軽い憤りを覚える事になってしまうのだ。 歩き煙草のポイ捨ても同罪。


健康に実害を与えてくれる煙と、嫌な気分にさせてくれる酷い匂い。 それが煙草。


・・・だからむっちゃ嫌いなのだ。 煙草が。 禁止薬物指定されろと思う程に。


そんな私だが、一度だけ煙草を吸ったことがある。 正確には吸わされた、だが。


そう、あれは私が小学校 3年生の時だ。 ・・・多分その辺りだったと記憶する。


物心ついた時からおっさんになった今になっても、変わらずずっと身体が弱い私の

小学生時代の話だ。 記憶の曖昧な幼児時代に比べても身体の弱さに苦しめられた

という記憶しか残っていない。 そんな頃、私は常に母から云われていた事がある。


まるで叱る様な勢いで、強く注意されていた事がある。


『 もう、あのお兄さんの処に行っては駄目だよ 』 と。 そのお兄さんこそ今回の

お話の主役、というか悪役である 4Fのお兄さん。 名前は未だ無い、ではなくて

単純に私が覚えていない。 聞いた記憶すらない。 忘れただけかも知れないが?


とにかくそのお兄さんを母は嫌っていた様に思う。 何故嫌っていたのかは不明。

そして母だけでなく私も嫌っていたのだ。 理由はもの凄く煙草臭かったからだ。


・・・常に酒と煙草の匂いをさせていた、私の父と同じ匂いを感じていたからだ。


・・・・・・・・・


ここで問題です。 私は何故嫌いなお兄さんの処を度々訪れていたのでしょうか?

その答えは! ・・・すみません。 私も判らないんです。 記憶に無いんです。


気が付いたら我が家の直上、4階のお兄さんの部屋に居るんです。 二人きりで。


・・・不思議な話ですね。 でも、ある程度の推量を働かせる程度なら可能です。


多分ですが・・・証拠は無いと思いますが・・・今となっては、時効でしょうが。

私はお兄さんに、お兄さんの部屋に、連込まれていたのだと思います。 理由?


なんとなくじゃ駄目? 当然、駄目ですよね? 実は状況から推測した結果です。


では此処に当時の状況を書き連ねる事にします。 部屋の中での二人の状況です。


先ずは小学生の私、胡坐を組んだお兄さんに背中を預ける形で、組んだお兄さんの

脚の上に座っていました。 ・・・多分は座らされていました。 大体は全裸で。


・・・・・・・・・


そしてお兄さん、大抵はパンツ一丁で、たまには全裸で、私を後ろから抱き抱え、

ぺろぺろと私の身体を舐めまくっておりました。 完全に犯罪者だよ! こいつ!


さらにお兄さん、時折激しく身体を揺らし乍ら、苦し気に息を荒げておりました。


・・・コレはアレだ。 当時は判らんかったけど、一人で致していたという事だ。

多分だけどね? 実際、ナニをナニする処を見た訳じゃないから何とも言えんが?


それと舐められるだけでなくて、全身、至る所を弄られていたんだよね。 かなり

気持ち悪かった。 でも気持ち悪さ以上に、しんどさで、頭がぼーっとしていた。


何でしんどくて、頭がぼーっとしていたのかといえば、多分連込まれるタイミング

が、体調不良で学校を早退した日限定だったのではないか? と考えているからだ。


普段の帰宅予定時間よりも早い時間だと、家族が居なくて、私が無防備だからだ。

無防備な上に体調不良でふらふらなんだ。 性犯罪者にとって格好の獲物じゃね?


しかも私、今でこそおっさんだけど、当時はかなりの美少年だったらしいんだよ?

人としてはとことん屑だけど、顔だけは良かった父に似て、兄妹全員美形なのよ。


特に私は全パラメータを容姿に振ったポンコツキャラかよ⁉ っていうくらいに。


自分で言うな! 痛すぎるわ! とか思うかも知れないけど、割と客観評価だよ?

何故私が客観評価と思うのかといえば、過去に云われた言葉の数々からの推量な。


例えば学生時代の代表例。


クラスメイト(♂)から面と向かって『 お前って、ホント、綺麗な顔だよな?』

教師(♀)から面と向かって『 あなたって、本当に綺麗な顔をしているわね?』


とか、なかなか云われないだろ? しかもいきなりに。 リアクションに困ったぞ。


例えば社会人時代の代表例。


抱きたい女のタイプは? というエロ談義の場にて。

先輩(♂)から『 うちの会社の女子から選ぶくらいなら、あまびとを抱くわ!』

( ちなみに実際はPNのあまびとじゃなくて、本名を云われました。当然乍ら )

・・・多分、冗談だとは思うけど、周りの連中も皆して同意してやがったんだよ。


新人歓迎会( だった? 多分?)の場にて。

後輩(♂)から『 あまびとさん、その顔で何で会社員なんかになったんですか!

         映画が好きなら、俳優を目指すべきだと、俺は思うんですよ!』

・・・割と、ガチ目に説教される破目になった。 なんでやねんと云いたかった。


全部が実話ですよ。 これらから推察するに、当時の私は、ある一定レベル以上の

美少年であった事は、紛れも無い事実だったと思うのですよ。 どうでもいいけど。


いやマジで。 遊ぶ元気の無い病弱人間には優れた容姿なんか、完全に豚に真珠。


どんなに誘われても、遊ぶ元気が無いから断るしかないし、断り続けたら仕舞に

相手にキレられて、有ること無い事色々と、おかしな噂が立ったりするんだから。


・・・・・・・・・


とまぁ話は逸れたけど、多分はそういった理由でお兄さんは私に目を付けたのだ。

そうだろうと思う。 実際の処は本人でないと判らないから、あくまでも推測だ。


また、これも信じて貰うしかない話になるが、私は本当に早退する事が多かった。

気が付いたら保健室のベッドで寝かされていた。 なんて事がどれだけあったか。


とにかく保健室の常連で、目覚めてからの早退、帰宅迄がパターン化されていた。

ふらふらと、足が覚束ない子供の私を、付添いも無いままに一人で放り出すのだ。


・・・・・・・・・


今はどうなのか知らないが、昔は、私の通っていた小学校ではそれが普通だった。

とても危なっかしい判断だと思うし、実際、クルマに撥ねられた事もあったけど、

それが当時の当たり前だった。 私が通っていた様な、教職員数が圧倒的に不足

している超マンモス学校では当たり前だったのだ。 とにかくそんな時代だった。


ここでようやく本題に戻る。


体調不良でフラフラな状態の、おまけに大人の保護の目から外れてしまった私は、

ヘビースモーカーな近所のお兄さんに、度々小児性愛の対象として弄ばれていた。


・・・母には告げたことは無い。 母以外の誰にも告げたことが無い。


母が禁止した《 お兄さんの処に行っている 》という事実を隠したかったからだ。

だから望まぬ逢瀬が、幾度にも亘って繰り返されたる事になった。 と思うのだ。


度々脱線したが、これで最後。 ここで煙草の登場だ。


やはりお兄さんに弄ばれている最中の私に、何を思ったか煙草を咥えさせたのだ。


『 美味しいよ・・・吸ってみて 』 と言って。


咥えさせられた煙草からは嫌な匂いしかしない。 美味しいなんて信じられない。

そう思い躊躇う私に、決定的な一言をお兄さんは告げたのだ。『 チョコ味だよ 』


『 匂いは違うけど味はチョコレートだよ。 煙草は大人のチョコレートなんだ 』


チョコレートなんか滅多に食べられない私にとって、とても魅力的な言葉だった。

喘息薬を吸引するように一気に吸い込み・・・そして、喉が焼けた。 痛かった。


喉の痛みと酷い咳、そして息苦しさ、そういったものが一気に弱った状態の私を

苦しめた。 耐えられなかった。 大人しくお兄さんの脚の上に座っている事が

出来ずに、畳の上に倒れ込み、まるで喘息の発作にも似た状態で藻掻き苦しんだ。


それを見てお兄さんは笑った。 理由は解からないけど、声を上げて笑ったのだ。


そして倒れている私に圧し掛かって来て、唇を奪った。 これがファーストキス。

散々弄ばれて来たけど、唇へのキスはこの時が初めてだった。 その理由は不明。


いきなり煙草を吸わせた理由も、唇を奪った理由もお兄さん以外には解からない。


だから不明。 でも苦しかったし、キスは気持ち悪かった。 差し込まれた舌が

私の口の中で暴れる感覚が気持ち悪く、しかも呼吸を阻害して本当に苦しかった。


怖いとかは思わなかった。 只管(ひたすら)に苦しかった。 呼吸困難は本当に苦しいのだ。


子供だった当時、お兄さんの考えている事が全く理解出来なかった。


おっさんになった今でも、彼の考えていた事は全く理解が出来ない。


変態の考える事は解からん。 その一語に尽きる。


笑い乍ら私の唇を奪ったアノ日の彼は、それまでの彼と違って酷く暴力的だった。

酷く乱暴に子供の私を愛撫し、笑い乍ら、狂った様に、のたうつ私を弄んだのだ。


でも何故か挿入はされなかった。 最後まで彼は挿入しなかった。

子供だった私に対する躊躇いなのか、それともそんな性癖なのか?


・・・・・・・・・


やはり変態の考える事は解からん。 やはりその一語に尽きる。



・・・それが煙草に関する嫌な記憶。



私にとって煙草は、彼を思い出すトリガーでもあるのだ。 精神的にも毒なのだ。


とにかくそんな事で私は煙草が嫌いなのだ。

煙草を吸う人に好感や好意を持てないのだ。


愛煙家の皆様には申し訳ない事だけど、あなた方に煙草を愛する権利がある様に、

煙草を嫌い、愛煙家に好意を持てない権利というものがあってもいいと思うのだ。

作中の 4階のお兄さんですが、少ししたら姿を見掛ける事がなくなりました。

転居したのか、自死したのか、当時小学生の私には全てが判らないままです。

転居も自死も頻繁にあった、そんな処で私は小学生時代を過ごして居ました。


後、咳が止まらないという同じ症状が現れる、喘息と気管支炎の違いですが、

体感的には肺の状態、呼吸が汚れているかいないかの違いだと感じています。

呼吸困難を伴わない気管支炎の方がずっと楽で、死を覚悟する事は無いです。

例えるなら肺炎と少し咳が激しい風邪の違い? といった感じかと思います。

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