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月夜譚 【No.301~】

活力充電 【月夜譚No.370】

作者: 夏月七葉

 ファミリーレストランが落ち着く場所だった。

 通っていた高校の最寄りの駅前にあった店で、学校帰りに友人と寄ったり試験勉強をするのに使わせて貰ったりした場所だ。そのせいか、ここの空気感はどこかほっとする心地がする。

 久し振りに立ち寄ってみたが、内装に変化はなく、あの頃のまま時間が止まっているかのような錯覚に陥る。しかし席についてメニューを開くとそちらは流石に新しくなっており、今の自分を思い出す。

 私は期間限定の栗のパフェとドリンクバーを注文し、思い出に浸りながらゆっくりと過ごした。

 暫くすると見覚えのあり過ぎる制服を着た女子高生二人が目の前を通り過ぎて、もう学校は終わる時間かと腕時計を見遣った。テーブルに広げていた書類を集め、会計を済ませて店を出る。

 懐かしさに元気を貰った私はうんと伸びをして、駅に向かってヒールを鳴らした。

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