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おばけと女の子

世界は光に包まれ何が起こったのか分からなくなるボク。気がついたら目の前に小さな女の子が立っていた。


この女の子の名前は。

「え?」

力の抜けたボクの声が少女の耳には通った。

 

 「ここは、?さっきまで僕は二人と…、そうだ、!気がついたら辺りが真っ白で!二人は!?」

「あの、きみは?」

「あ、ごめんね、僕の名前はボクだよ、キミは誰?」

「私は柚香!ボクってお名前なんだね!面白い『おばけさん』!」

「へ?」

またボクは力の抜けた声を出した。

「どうしたの?」

「お、おばけってどういうこと、?」

「え!ボクちゃんはおばけさんじゃないの!?」

「え、?」

そうしてボクは自分の手を足を見た。

「な、ない。手は?足は、?今僕はどうやって立って……」

手も足もない。さらには先程まで一緒に喋っていた柚香は3歳程の幼児になっていた。そんな混乱しているボクに柚香は明るく返答した。

「ボクちゃん飛んでるんだよ?いいなぁ、柚香もお空飛んでみたい!」

「飛ぶ、?羽もないのにどうやっ…」

 バタンッ

「柚香?誰と喋ってんの?」

「あ!香心姉ちゃん!実はね今おばけさんとお話してたの!」

「また?もう、今日のお勉強はしたの?」

「あ!忘れてた!ごめんねおばけさん今からお勉強してくるね!」

一体どういう事だと考えながらボクはそこら辺の段差へ腰掛けた。

「あ、座ることはできるんだ。」

そうしてボクはこの数日、数時間のできごとを整理することにした。

 

 まず、初めの疑問はやっぱり今どういう状況に置かれているのか。次に柚香について、そしてあのローズのことについて。

「大きく分けて三つか……」

大きくため息をついて一つづつ考えることにした。

「まず一番分かりやすそうな問題…、いや全部ややこしいな?」

そう頭?を抱えるボクに柚香は不思議そうに声をかけた。

「ボクちゃんどうしたの?」

「あ、そうだ、柚香に聞けばわかるんじゃ、?」

「?分からないことでもあるの?」

「うん、あの、君って?」

「??私?柚香だよ?」

「あーー、なんて聞けばいいんだろう、あ、自己紹介?してよ!」

「自己紹介?分かった!」

ぱあっと明るい顔をした柚香はこう続けた。

「私の名前はユズカ・リリィ・ティカです、4歳です。生徒会の書記と会計とかをお姉ちゃん、あ、香心お姉ちゃんとしています。学年は中等部一年に所属はしてるけどお仕事の都合上しばらくはお休みしてます。好きなことは歌うことと遊ぶことで、苦手なことはお仕事です、柚香は終わったよ!次はボクちゃん!」

「えぇ、……」

ボクは情報がまとまらないまま柚香に催促され自己紹介を始めた。

「えー、僕の名前はボク・イース…ノエル、、だっけ…。ラストネームはちょっと忘れちゃった、年齢は……も、ちょっと忘れちゃった、柚香と多分一緒ぐらいか少しお兄さんかな、元々学校の高校生だったんだけど気がついたらここにいました。好きなことは僕も歌うことで、苦手なことは…、特にないかな。こんな感じ?」

「ボクちゃん上手だね!そっか、どこから来たか分からないんだ…。じゃあ柚香の学校にこっそり一緒に行こ!案内してあげる!」

そうして二人はお勉強の事など忘れ学校の案内へと向かった。

 そうして僕は今、ここがどこなのか。どうなったのかを理解した。

 

 「じゃーん!ここは芽吹ノ風学園!ここら辺ではいっちばんおっきい学校だよ!」

「あ…。」

 

 そう言われた瞬間、理解した。ボクは過去に戻ってしまったのだと。そう考える他なかった。ここはどう考えても僕が通っていた『芽吹ノ風学園』だったから。

 

 学園に入った瞬間僕は息を飲んだ。息を飲めない体なのは重々承知しているが、息を飲むの他表現のしようがない。

 悶々と広がる僕の悪い妄想に終止符を打つかのように柚香が元気に考え込んでいる僕に割って入った。

「ボクちゃん!ここが生徒会室だよ!」

そうしてボクは正気に戻った。目の前には柚香にとっては少し大きめなドアがあり、それを開けたらアンティークを基調とした少し小さめな図書館のような造りをした部屋が広がっていた。

「ボクちゃん、なんか気になる本とかある?」

少し考え込んだ後、

「歴史の本が見たい」

と一言。その声はまるでかつての王を想起させるかのような威厳のある者の声のようだった。

 

 

 ・世界の父母、熾天使リリー、悪魔王イースは大きなひとつの『帝国』を作り上げた。これは後に私達のよく知る『学園』となる。学校の歴史は古く、神が作り上げた、帝国から順に、帝国、国、学園となった。最近では学園から学校と呼ぶ地域も増えてきている。

 ・そんな世界の父母の対立によって引き起こされたのが『第一次天使悪魔対立戦争』だ。この戦争は歴史上最も長く続き、悲惨な結果を産むこととなった。この戦争は天使族と悪魔族の差別の原因となった根源の戦争である。

 

 ・神リリー、神イースの時代が過ぎ、愛の神、後の裏の神、ローズの時代が過ぎ。そして双子の天使と悪魔の時代が来た。別の名を『第二次天使悪魔対立戦争時代』この戦争により長年の戦いに終止符が打たれ、これまで王を持って学校を発展させていたものの、それぞれの地域のトップを集め皆で話し合い協力して学校を作り上げていくこととなる。

 

 

 「これは……」

「どうしたの?何か気になることでもあった?教えてあげる!」

「なぁ、この戦争についてどう思う?」

「第一次の方?うーん、まぁ学校が発展するためには必要な事だったんじゃないかなーって思う、でもやっぱり戦争って悲しいよね、でも私ね、この戦争よりこっちの方が気になるんだ。」

 

 そうして小さな少女、『柚香』は文字がびっしりと書かれた紙を出した。到底四歳児とは思えないほど、踊り書きされた『何か』の説明書のようなものを。

 「これは?」

すると柚香は今までとは真逆の、とても真面目な顔で


 「世界の仕組みを書いた紙。」


 と、そう答えた。

ここまで読んで頂きありがとうございました!少しずつ話が増えてきて自分でもどうするのが最適解なのか分からずどうにか頑張ってお話をまとめてます。今回見てくださった方、ぜひ次回も、もし前回を見て無ければ前回も良ければ見て行ってくださいね!

次回もよろしくお願いします!

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