表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マギアス〜魔を求めるモノ〜   作者: ピロシキまん
プロローグ〜魔を求めし三人〜
3/132

プロローグⅠ〜魔を愛すもの〜

お久しぶりに投稿いたします。

ピロシキまんと申すものです。少し前までなろうで掲載していたものをブラッシュアップして投稿します。

ぜひ読んでみてください!




追記9月12日

きちんと作法に則るようにしました。

何か間違いがあればご指摘お願いします。

 皇歴250年、魔導都市エンゲニスに一人の男が生まれた。






「バルトラ、あなたの名前はバルトラ・フォウ・グリストよ」




 ~皇歴258年~ バルトラ家



「父さん、そろそろ魔導の真理(マギアス)を教えてください!もう僕も8歳になりましたから!」

「待て待てバルトラ、もうすぐ教えてやるから」




 バルトラ・フォウ・グリスト。

 魔導都市エンゲニスの伯爵家であるグリスト家に生まれた男である。

 茶色い髪に深緑の目をした彼は今、父親であるエランに駄々をこねていた。


「ぐぬぬ…早く教えてくれないとグリスト家の長男として面目がたちません!」



「まだ大丈夫じゃないか?8歳だし、それにお前、まだ魔力合成もうまくいってないんだろ?」


 痛いところをつかれ、バルトラは目をキョロキョロさせる。

「そっ、それはですね…。合成する魔導機との相性がいまいちよくなくて……」




「ふむふむ、じゃあ、父さんが一つコツを教えてあげよう。そうすればできるんじゃないか?」


「本当ですか!ありがとうございます!父さん!」


 エランはバルトラにアドバイスをしながら、息子の才能に大きな関心を寄せていた。



(しかし、8歳で魔力合成の手前まで行くとは、俺ですら10歳の時だったのに……。魔導の真理(マギアス)をおしえてもいい頃合いかもな)




 一通りアドバイスをしたエランは、咳払いをして話を変えた。



「オッホン! 話は変わるけど。

 お前は魔導学園に10歳で入学して15歳で卒業するけど、その後はどうする?」





 魔導都市には学園が存在しており、都市の子供は10才になると入学することができる。






「その後、ですか。うーん……、あ。

 俺戦闘士になりたいです!」


「えっっ、本当か?」

 エランは息子の斜め上の回答に驚いたが、納得できるものでもあった。

(こいつは好奇心の塊だもんな。そういうところは似てるんだよなぁ。


 ん……?待てよ。ってことは)



「も、もしかして…、アリストみたいにほとんど戻ってこないなんてことはない…よな?」

 エランはもしやと思いながら確認する。



「え?………。


 大丈夫ですよ!多分!」


 少々間が空いて曖昧な返事が返ってきた。


「なんの間なの!?あとたぶんって何!?ちゃんと戻ってきてね?!」


 泣きそうな顔のエランを見て、バルトラは少し反省した。


「だ、大丈夫ですって。戻って来ますから。それに、母さんだって5年に一回は帰って来てるじゃないですか」

 父に不安を与えないように、バルトラはなんとか言い訳を作る。


「そうなんだがなぁ……。寂しいじゃないか」

「ん?なにか言いましたか?父さん」

「いや、なんでもない……」


 エランの思いはバルトラに華麗にスルーされていた。


「じゃ、俺自分の部屋に戻ります!

 アドバイスありがとうございました!

 父さん!頑張ります!」


 父の寂しさなんぞつゆ知らず、バルトラは部屋へと戻っていった。



「あいつのやりたいようにさせるのが一番なのかもなぁ。

 俺も頑張るか!」

 バルトラが去った部屋で、エランは一人ごちる。







 運命の歯車は動きだす






 ~魔導学園入学まであと2年~

いかがでしたか?

筆者のモチベにも繋がるのでブクマやいいねなどよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] キャラを立てようという努力があると思う。 [気になる点] ①プロローグの存在価値が弱い。2話の段階だと不要に思える。 ②文章作法が守られていない。 ③キャラ立てが弱い。 [一言] ツイッタ…
[良い点] 面白いです! [一言] 追ってまいりますので、今後も頑張ってください!!! (あと、ブックマーク登録しておきました)
2023/05/17 18:01 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ