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なろうラジオ大賞3

いつも通りのスクランブル交差点

信号が青に変わった

瞬間、交差点には四方から人々が溢れはじめる

皆、目的の方向に向かって

振り返りもしない

反対側から来る人には、ぶつからないように気遣うけれど

後ろに歩く人、さっきすれ違った人には、もう既に無関心


信号が点滅を始める

瞬間、交差点には見えないプレッシャーが漂い出す

皆、歩く速度を上げて

ついつい、小走りになる

歩道に辿り着くまで、あともう少しのはずなのに

途中で、何かを落としてきたような、錯覚にとらわれる


信号が赤に変わった

瞬間、交差点はただの車道に変わってしまう。

時間差で、車の方向が変わるだけ

いつも通りの変わらぬ風景

あちらの方から渡ってくる前に、私の目には何が映っていたのだろう

スクランブル開始までのほんの一時、何を想っていたのだろう

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― 新着の感想 ―
[良い点]  振り返ると道はなし、交差点は異次元への通り道なのかも……。 [一言]  ハチ公元気かな~
[良い点] なろうラジオ大賞3から拝読させていただきました。 淡々とした文体で、情景が綺麗に写実されている感があります。 読ませていただき、ありがとうございました。
[一言] 秩序がないようで秩序がある。混沌の中の整然。 後ろを振り返りたくても危なくて振り返ることもできない。 何かを必死にやっている時ってそういうものかもしれないですね。
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