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平凡な男の死
自分の人生を振り返ってみるとどれだけ平凡なのかがわかる。
なんで今こんな事を考えてるかって?だって死んじゃったんだもん。
《3日前》
今日は起きてから足の小指をぶつけるわ、レンジでチンしたご飯のタッパを持ったら火傷するわで不運だ。
家を出る時間になったからいつものように駅まで自転車に乗って行って乗り換えを2回して少し歩いた所にある隣有高等学校に行く予定"だった"。
駅に着き電車を待ってるとやけにうるさい集団がいた、この集団はいつも周りの事を考えずワイワイうるさい。しかも、何回か同じ事を話してる。
電車を待っている間はボーっと反対側を見ているが、昨日あまり寝なかった為少しの間だけ目を瞑った。
電車の音がしてきた、そろそろかと思ったその時、腕のような何かに押された。あっやばい、これ死ぬやつやん...
あのうるさい集団の奴らは絶対に許さない。
こうして僕は死んでしまった。
いつか復讐できるのだろうか?まぁ、どうでもいいのだが。