『水』
「一物不将来の時如何」
いちぶつまさにきたらずのときいかん
心というものは、
何かひとつにこだわりを持つと
肝心な時に肝心な物が見えなくなり
失敗を犯すことになる。
水も流れているうちは
多少の汚れは浄化してしまう。
が、
一度止まると、すぐに汚れてしまう。
___厳陽尊者___
あのね~
コンクリートに混ぜる砂に
山の砂をつかうと、
なぜだかヒビ割れしやすいんだって、
『ふ~ん、』
だから、海や川の砂をつかうの
『そうなんだ、』
一見、カラカラにひからびて見える
大都会のビルの中を
遙かなる水のながれる音がしてるみたいで
不思議ね♪
『(笑)浪漫だね。』
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ひとの心にうまれた海は
あふれつづけて おわりがない
喜びのしぶきは溶けて
海になり
悲しみの固まりも溶けて
海になる
怒りも 懼れも
奢りも 誇りも
すべては溶けて海になるばかり
流れのままに
心 豊かに。