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2つの桜が繋がる時  作者: 犬鳴 椛子
卒業準備
40/50

3月12日 突入作戦実行編

 網は全て学生ボランティアの男たち任せ、城坂きさか問井といは桜の木の後ろ側へと回っていた。問井が察するに学校側に力がかかっているのであれば、後ろ側は魔力が弱いと予想したのだ。


「お、おぃ……? ほんとに大丈夫だと言う保証があるのかよ……?」


 命が懸かっている上に無謀過ぎる憶測に心配の顔を隠せない城坂は訪ねた。


『そんなのやってみないとわからないでしょっ! 学級委員長が女々しい事言ってんじゃないわよ!』

「お前が無駄に雄々(おお)しいんだよ……」


 学園のアイドルの強気な意見に少し引き気味の城坂だった。命を張っていくのだから、迷いが出るのは当然である。

 しかし、学園のアイドルは決して、迷ったりはしなかった。


『諦めたら、そこで終わりよ!』

「わかった、わかった……そんじゃ、行きますかっと……」


 やや嫌々ではあるが、桜の木へと向かって登り始める城坂と問井。


「そういえばさ、俺たちこうやって、桜に向かってるけど……解決方法を知ってるから進んでるんだよな……?」

『えっ? そんなものないけど? ただ学校の為にってやってるだけ』

「それってさ……無謀って言うもんじゃないか……?」

『やらなきゃやられるだけなのよ……! やられる前にやれよ!』

「あぁ……既にやられてるんだがね……」


 2人は登りながら、ようやく桜の木へとたどり着いた。


『はぁはぁ……なんでこんなに高い所に桜があるのよ……』

「おふ……知らんよそんな事……とりあえず、着いた事を喜ぼう……」

『そうね……少し休んだら行きましょ……』

「あぁ、賛成だ……」


 2人は桜の木を見上げながら、その場へ座り込んだ。

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