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2つの桜が繋がる時  作者: 犬鳴 椛子
卒業準備
37/50

3月12日 全員協力

 一方の城坂きさか教師みじめを関節技で押さえつけていた。


(あでぃででででっ!! ぎ、ギブ! ギブッ! ギブだぁ……!!)

「へぇ~? ギブって……『欲しい』って事ですか? あなたってドMなんですねぇ~」

(えっ……!? ちょっ!!? ち、違うからぁあ!??)


 その時、教師みじめは見た……城坂きさかの顔が腹黒く微笑みながら、見下している表情を……


「もっと欲しいのであれば、遠慮はいりませんよ? たっぷりとお見舞いしてあげますのでね?」

(や……やめろぉぉおおおおおおおおおお!!!!???)



 ゴキリッ(関節が外れる音)


「あちゃ~、やっちゃったなぁ。しかも、気絶したよ……まぁ、邪魔が居なくなった事だし、これで行動が再開できるな」


 ゴキッ(関節を戻す音)


「みんな、聞こえるかぃ? 俺は今から問井とい副委員長のいる桜へ向かおうと思っている。協力してくれる人がいたら、1階校舎入り口付近に集まってくれ……それじゃぁ、放送を終わります」


(ピーンポーンパーンポーン)


「さて、どれぐらい集まってくれるかな……? 出来るだけ、沢山いてくれると助かるんだがな……」


 城坂が放送室を出ると外の方がやけに騒がしかった。教師はズタボロになっているので、これ以上騒ぐ事はないはずであった。もしかしてと思い、急いで1階の入り口に行ってみると怪我をしたり、痣がついたりしている生徒たちが勇ましい姿で立っていた。


「きみたちは俺の放送で集まってくれた戦士たちか……?」


 念のために城坂は確認する。しかし、聞く必要などなかった。みんな良い顔で立ち向かう意思を持っている。城坂にとって、教師よりも頼もしく感じる瞬間がそこにあった。


「よし、副委員長が危ない状況だ……みんなで桜の思惑を阻止してやろうぜ!!」


 城坂は大きく右腕を上げた。それに合わせて、生徒たちも声を上げて、右腕を上げた。


(おぉおおおおおおおおお!!!!)


 こうして、城坂と生徒一向は桜の木にいる問井といの元へと向かったのである。

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