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デストビア   作者: 松平悠里
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武器を選定する。

受付にはプレイ内容を示唆するようなポスターやら

いくつかのディスプレイには施設ないの様子が流れていた。

そして受付には不似合いな感じの武器がいくつか置かれている。

大振りのナイフ。刀にハンドガン、ショートマシンガンもあった。



「どの武器にする?ハンドガンやマシンガンは弾がなくなるとポイントで拾うか

倒した敵から回収しないとならないから、強力だけど面倒だな」

「すごい、、リアルだな、サバゲーなのか実は、でも刀とか当たったら痛そうだけど」


僕が言うと大生部はふふんと笑ながら言った。

「アクションホラーのゲームあるだろ、あんな感じで選べばいいんだよ。モンスターはどこでも同じだ」

「モンスターってゾンビを人が演じてるんじゃないのか?それとも3D映像」


大生部と受付の男はにやりと笑って言った。

「それは中でのお楽しみ、種明かししたら面白くないし」

「そうですね、実際に体験された方がよろしいかと、武器選びはアクションゲームで生き残れることを基準にお考えください」


普通の会話のはずなのに、僕は嫌な感じがしてしょうがなかった。

体験して素晴らしいのか、いまいちなのかと言う問題より

一瞬二人が遠く実態のない幻のように感じられたと言うことだ。


悪夢を見ている時に、感じる不可思議な浮遊感そんなものを感じながら

僕は言われるままに武器を選定しはじめた。

武器にはそれぞれ特徴があって、刀には切ると言う機能以外にも中で拾えるアイテムやら、スキルアップによって(ボーナス的な賞品なのだろうか)

電撃や炎などの効果を付与できるらしい。


ハンドガンにしてもポイントで進化(交換だろうか)するそうだ。

僕は小学生のころ少しかじったことのある

剣道を思い浮かべて、刀を選択した。


剣道とゲームでは使い方が違うのだろうけど、自分の慣れたものが一番かと思いそれにした。


弾の補充がめんどくさかったからもある。


しかし、刀を受け取って、その重さにビックりした。

もっと軽いものだと思っていたからなのだが、何か疑問が浮き上がってきた。

だが、それも追及する前にすぐに消えた。

普通ならおかしいと思うことをその時は何故か流されるままだったのだ。


それにその刀が何故か僕の手にしっくりと馴染んだのだ。

まるで昔から持っていたかのように。


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