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軽銀のドラグーン  作者: 蛍蛍
エイプリルフールネタ
23/85

学園編

まえがき

遂に二章、学園編が出来上がりました!

 抗竜戦暦(エンレムドミニ)70年。永きに渡った人類と敵対者の死闘の歴史は、なんやかんやで終焉を迎えた。

 なんやかんやで黒竜軍(リストダーク)を倒し、大陸を奪還した人類。フォートレスドラゴンの脅威も今や昔、幾つもの町を滅ぼした巨大ドラゴンはなんやかんやで全て討たれ、なんやかんやで平穏は確約された。

 なんやかんやの末に正気に戻った汚染兵(コンタサール)達の尽力もあり、黒竜(ダークドラゴン)のメカニズムもなんやかんやで解明。人々は何ら憂いもなく、これから訪れるであろう明るい未来になんやかんやと希望を抱いていたのであった。







「ここがクルツクルフ国防学園---これから私の新たな日々が始まるのですね」


 イリス・ブライトウィル15歳。なんやかんやで人類勝利に貢献した彼女は、色々とすっとばした教育課程を改めて終了させる為に学園へと戻ってきていた。

 クルツクルフ国防学園。国防軍本部を前身とするこの施設は、これからの平和な時代を見据えイリスの意見も取り入れて再建された学び屋だ。

 戦争は技術を飛躍的に進歩させる。それは間違いではない。

 しかしそれは、それまでの技術的土台が蓄積されてこそ。基礎なくして発展はなく、この学園はそれを培うものであるといえよう。


「懐かしいですね、準騎士(モンス)の頃を思い出します」


 敷地内に入り、廊下を歩く。

 学園長であるアンドリュース魔法大臣に挨拶せねばならないが、予定より早く着いたこともあってイリスは久々の本部内を探索していたのだ。


「おや、こんなところに部屋などありましたっけ」


 おそらくは学園に改装される際に増築されたのであろう、心当たりのない部屋に好奇心で入ってみる。


「…………おや」


 室内に広がっていたのは、婦女子達のあられもない姿であった。

 なんとそこは更衣室だったのだ。


「すいません、失礼しま---」


『きゃーーーーーーッ!』


 女子達の悲鳴が、学園に轟いた。







 学園長室に連行されたイリスは現在、学園長スティレットと向き合っていた。


「やらかしてくれたのう、初日から更衣室を覗くとは」


「不用意に入ったのは私の失態ですが、そもそも私も女せ」


「信じられませんわ! なんですのこの人は!」


 イリスの言葉を遮る金髪の女子生徒。

 面倒くさそうな視線を向け、イリスは誰何する。


「貴女は?」


(わたくし)はアスカ・ロウ・トラクトスリアですわ!」


 いかにも高貴、といった様子の少女はイリスを指さす。

 二章から登場する新キャラである。


「この神聖な女学園に、女子の新入生なんて……(わたくし)は認めませんわ!」


「頭湧いてんのかアンタ」


 意味不明な苦情を喚き立てるアスカに、イリスは思わず素で返した。







「ええっと、初めまして。イリス・ブライトウィルです」


 教室にて自己紹介をする面々。


「アスカ・ロウ・トラクトスリアですわ!」


「ソフィアージュ・アンドリュース」


「後藤祐二、35歳独身」


 女学園というだけあって、やはり教室にいるのは女性ばかり。

 そんな中で、一人女子であるイリスはやはり注目の的であった。


「ねえねえ、どこから来たの!?」


「どうして女学園に?」


「好きなタイプってどんな女の子ですか!?」


 なんやかんやとイリスの周囲に群がる女子生徒達。

 無論例外もおり、一部はちやほやされるイリスに冷たい視線を向けていた。


「何よあいつ、たった一人の異性だからって」


「ほんっと生意気、そう思わない後藤さん!」


「まったくだ、何か間違いがあったらと思うと心配で夜も眠れん」


 青髭をじょりじょりと撫でながら返事をする後藤。


「イリス? ねえ、もしかしてイリス!? すっごい、こんなところで会えるなんて!」


 生徒の一人が、突然イリスに抱きついた。


「どちら様でしょう?」


「忘れちゃったの!? 私よ、隣の国に住んでたスヴェルよ! 二章の冒頭から登場するヒロインなんだから!」


「知らねーよ」


 騒ぐクラスメイト達を押し退け、アスカは一歩前に出る。


「決闘ですわ!」


「脈絡!」







 何故か決闘する運びとなったイリスとアスカ。


「いいですこと!? もし(わたくし)が勝ったら、この学園から出てってもらいますわ!」


「そんなことよりおうどんたべたい」


 闘技場にて向き合う少女達。

 その傍 らには、相棒のドラゴン---相竜(バディ)が控えている。


「バルドディ、いけますか?」


 大きな欠伸で返答するバルドディ。彼もなんやかんやで無事生還し、イリスと共にいた。


『決闘開始!』







 始まった決闘。

 しかしそれに水を差す者がいた。


「な、なんなのコイツ!」


 最初に気付いたのは観客の女子生徒。


「スライムだわ! 白いスライムが現れたわ!」


 突如としての魔獣の襲来に、慌てふためく生徒達。


「きゃあっ! こいつ、服を溶かすわ!」


「いやーん! なんて強引なお色気展開なの!」


「後藤が、後藤祐二さんが取り込まれたわ!」


 逃げまどういい感じに布の残る女生徒達と、素っ裸の後藤氏。

 どうやらスライムが溶かすのは衣類のみらしく、裸となった生徒達はぺっと吐き出される。


「いやぁ、白いドロドロが全身にぃ……」


「まさか、これがやりたいが為にスライムの色を白に設定したの?」


「ま、待って下さい!」


 イリスが作者の名誉の為に叫ぶ。


「こんなくだらないことをする作者ではありません! きっとこのスライムも二章の登場人物なのです! きっとラスボスです!」


『ねーよ』


 全員のツッコミが唱和した。

 作者としても、こんなラスボスは嫌である。







 決闘後。

 なんやかんやで終わった試合の後、アスカは例の如くデレていた。


「イイイ、イリスさん!」


「なんでしょう? 疲れているので、もう休みたいのですが」


「なかなかやりますわね! 特別に、私の下僕にしてあげますわ!」


「自主退学します」


「えっ」


 立ち去るイリス。

 彼女を遮るように、一人の男性女生徒が立ち塞がる。















「後藤祐二、35歳独身だ」




あとがき


くぅ~疲れましたw 主人公退学にて完結です!

実は、続編の構想があることを漏らしたら続き希望の感想が寄せられたのが始まりでした

本当は自分が書きたかっただけなのですが←

ご厚意を無駄にするわけには行かないので学園編で挑んでみた所存ですw

以下、旧日本軍陸軍戦闘機のみんなへのメッセジをどぞ


一式戦闘機 隼

「みんな、見てくれてありがとう。ちょっと軽武装なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」


二式戦闘機 鍾馗

「いやーありがと! 私の速度性能は二十分に伝わったかな?」


三式戦闘機 飛燕

「見てくれたのは嬉しいけどちょっとトラブルが多いわね・・・」


四式戦闘機 疾風

「見てくれありがとな!  正直、まともな燃料とプラグがあれば負けなかったよ!」


五式戦闘機

「・・・もっと早く試作しとけよ」ボソッ


では、


隼 鍾馗 飛燕 疾風 五式 烈風「皆さんありがとうございました!」








隼 鍾馗 飛燕 疾風 五式「って、なんで海軍機が!?  改めまして、ありがとうございました!」


本当の本当に終戦


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