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第2話:夕陽丘バスターズ

「よっしゃー、練習だ!」


学校が終わった後、昼食を食べた俺は少年野球の練習があるため、夕陽丘小学校のグラウンドに向かっていた。


俺の所属している、少年野球チームの名前は夕陽丘バスターズ。去年出来たばっかの新しい

軟式野球少年団だ。小学3年生までお遊び程度で俺は野球をやっていたのだが、3年生の夏に見た高校野球にすっかりはまってしまい、4年生になって本格的に野球をやりたいと思ったのだが、近くに

野球チームがなかったので、一緒に野球して遊んでいた翔太を誘いチームを作ることにした。

しかし、小学生だけでは出来なかったことなので、野球に詳しい翔太の父さんにチームの監督を

やってもらうように頼んだところ、快く引き受けてくれるどころかおじさんは張り切ってしまい、

「目標は日本一だ!」と言って燃えてしまった。


チームを作った後は、メンバー集めだったのだが……本当に苦労した。間違えた……しているだ。

チーム結成から1年経ったのだが、人数は未だに8人である。だから、去年は公式戦の大会はおろか

練習試合もできなかった。当然、今年は試合を……と言いたいところだが、さっきも言ったとおり、

メンバーは未だ集まらず。


「はぁ〜、早くメンバー集めないとな……」


あと、1人なんだけどな……。そのあと1人が集まらない。困ったものだ。

そんなことを考えているうちに学校に着いた。


学校にはすでに都築親子がいた。


「ハァーハッハッハハ! こんにちはだ! 晃よ!!」


バン! バン! と、俺の背中を叩いて豪快な挨拶をしてきた、この人が翔太の父、都築 益次郎ますじろうさんである。190cmを超える大柄な体格で、豪快な性格が特徴の人物だ。


「痛いっ! 痛いですよ! 監督!」

 

「ガーハッハッ! これくらいで、嘆いているようではまだまだだな!!」


自分の体格を考えてやってくれよ……。痛すぎるよ、トホホ……。

と、痛がっているところに


「こんにちは。晃」


翔太が話しかけてきた。


「翔太ぁ〜、監督をなんとかしてくれよぉ〜」


「すみません。僕では絶対に父さんは止められませんから、諦めてください」


にっこりとさわやかな笑顔で断られてしまった。

まあ、あのおじさんだからな……

そうしているうちに、ぞろぞろと他のメンバーもやった来た。

その中の一人が声をかけてきた。


「よぉ〜。晃、翔太」


「あっ! たっちゃん、ヤッホー」


「村重さん。こんにちは」


この人は俺の1つ年上の小学六年生、村重むらしげ 大我たいが

六年生で身長が170cm近い大柄な体格でチームの四番だ。

ポジションはファーストである。ちなみにキャプテン。

おちゃらけた性格というか、静岡で生まれて、育ったのにエセ関西弁をしゃべる変わった人物だ。

去年、チームメイトを募集しているときに1番最初にチームメイトになった。


「あいかわらず、晃は元気で翔太は丁寧ちゅーかお堅い奴やなぁ〜」


「人間元気が一番だからな!」


「フフッ……これが僕ですから」


「まあ、人それぞやからなぁ」


「そうや! 昨日のプロ野球中継でな……」


「なになに〜」


「それなら、僕も見ました」


と、野球の話をしていると


「おーいっ! お前ら、そろそろ練習始めるぞぉ!」


監督が大きな声で声をかけてきた。


「「「はーいっ!!」」」


俺たちは監督の下へ駆け寄る。


「よーしっ! まずはアップからな。大我、頼んだぞ」


「まかしとき!」


と、言ってたっちゃんがみんなをまとめる。


「ランニングやるから、整列!」


みんなは2列に並ぶ。


「よっしゃ! みんな、行くでぇ!」


「「「オーッ!!」」」


みんなが気合を入れて返事をする。

この後、ランニングをやり、柔軟、ダッシュなどをやった。


「監督ぅ〜、アップ終わりました!」


たっちゃんが監督に報告をしに行くと、監督が指示を出す。


「よしっ! 今日はノックからやるぞ。晃と翔太はピッチング練習!」


「「「「はい!」」」」




こうして新学期最初の練習が始まった。









やっぱ、小説書くのは疲れますね……

でも、がんばっていきます!!

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