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プロローグ

「おりゃ!」


少年は壁に向かってボールを投げる

その綺麗なフォームから投げられるボールは中々速かった


「よーし! これで……三振だ!」


また、壁に向かってボールが投げられる

ポーンとボール跳ね返ってきて


「ねぇ〜、まだ帰らないの?」


少女が少年に声をかける

少女が声をかけるのも無理はない、もう夕日が沈みかけているのだから……


「まだだよ、もっと練習しないと大きくなってから、甲子園に行けないからな!」


少年は少女の提案を無視してボールを投げ続ける


「もう! 甲子園、甲子園ってそんなに行きたいの?」


少女は怒りながら少年に聞いた


「おうっ! 甲子園に行くことが俺の夢だからな!」


質問に答えながらもとても速いストレート投げる


「だったら、今度の日曜日におじさんに連れってもらいばいいじゃん!」


「はぁ〜、そんなんじゃ意味がないよ! 大きくなって選手として甲子園のマウンドに立って

 投げることに意味があるんだから」


少年はボールを投げるのをやめ、少女に抗議をする


「えっ? そうなの?」


少女は驚き、顔を横に傾けながら、また質問をした


「大きくなってからっていつなの?」


少年は胸を張りながら言う


「高校生だよ!……って、この前テレビでやってるのを一緒に見たじゃん!」


先日のテレビの高校野球中継を見ていたようだ


「へぇ〜あれが甲子園だったんだ〜」


少女は何も知らないまま見ていたようだ

そんな少女に少年はあきれていた


「はぁ〜お前何も知らないまま見てたのかよ……」


「へへっ〜〜」


少女は苦笑いをしながら少年の顔を見る


「まぁ、いいや……とにかく、俺は甲子園に行くんだ!」


少年は気合を入れて叫んだ

少女はそんな少年にあることを約束させようとした


「う〜ん……甲子園に行くだけじゃ寂しいから私を甲子園に連れて行くって

 いうのを約束しよ!」


「約束?」


「そぉ! 君が甲子園に行くってだけじゃつまんないし、寂しいから私も甲子園に

 連れってって!」


「まあ、それぐらいの約束してやってもいいぞ」


「ホント! ヤッタ〜じゃあ、指きりしよ!」


少女ははしゃぎながら少年の小指と自分の小指を絡める


「「ゆ〜びき〜りげ〜んまんうそついたらは〜りせんぼんの〜ますゆびきった!」」


「へへっ〜約束ちゃんと守ってよ。あっ、あと、約束守ってくれたら、私の恋人にしてあげる!」

 

少女は顔を赤くしながら少年に言った。


「こっ、恋人!? まあ、それはいいとして必ずお前を甲子園に連れって俺のかっこいい活躍を見せてやる!!」


少年も顔を赤くしながら宣言。


「うん! 約束だからね!」




少年と少女はあの日の夏に約束をした…………

初めまして川大です!

小説は書くのが苦手ですけど皆さんに面白いといってもらえるような作品をつくっていきますのでよろしくお願いします!

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