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ドラゴンコード  作者: ムネミツ
3/3

龍太郎、竜宮城で目覚める

地球が回り、太陽が日本の方面に当たり出すころ。


根岸龍太郎は、赤く太い4本の柱で支えられた八畳間ほどの広さの

中華風の部屋の中心のベッドの上で全裸で目を覚ました。

「・・・・・・あがっ!!」

ズキズキと背中と手足の骨が痛み、頭痛が針となって脳を刺す。

胃がギュルルと空腹の音を上げる。

「・・・・・・腹が減るし体が痛いし、服がない。」

寝ている状態から頭だけ上げ、自分がいる部屋の周りを見回す。

なんとなく古代中国の城のような部屋、目の前にはクローゼット、その右には

デスクトップパソコンが置いてある机。

龍王である母が治める、M市の海の底の竜宮城。

その城内の、自分の部屋である事を思い出し上半身を起こしてみる。

「あいつにやられたか、むかつく。」

いやな記憶がよみがえり、バチバチと自身の周囲を帯電させる。

人間の姿から、頭には鹿のような角が生えている半龍形態のなりかけになる。

「失礼します、公子様♪」

男の声が、前方左の出入り口のドアから聞こえドアが開く。

入ってきたのは160センチほどの身長の古代中国の役人の服を着た

二足歩行する、海亀だった。

「おはようございます、昨日はお疲れ様でした。」

と、挨拶する海亀。

「・・・・・・亀じいか、敵を逃した悔しいぞ。」

亀に愚痴をこぼす龍太郎。

「その悔しさが、力になります。ささ、お着替えになられて朝食へ。」

亀がクローゼットをなぜか指のない手で開けてパンツなどの服を取り出す。

「ああ、着替えくらい自分でするよ亀じいっ!!」

気合を入れて全身を起こしベッドから下りて、海がめに近づき

パンツなどをひったくり着替える。

「それでは、じいは失礼さていただきます。」

龍太郎が着替えだすのを見て、そういって海亀は部屋から出て行った。








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