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断章―精霊との会話―
急に動かなくなったトーヤにミハルは首をかしげた
『どうしたのかしら』
様子を見ながら距離を縮める
いくらか縮まった距離を見てトーヤは剣を通して地面に魔力で魔方陣を作った。
「俺の光の力を見てみろ!」
カッとあたりが発光した。
魔力を開放するなり倒れてしまったトーヤを見てセフィルはつぶやいた。
「驚いたな。こんなに強力な力を、内に秘めていたとは……」
『ええ、でも大丈夫かしら』
「大丈夫だろう。さっき診てみたが、疲れて眠っているだけだ」
『ならいいけど』
安心した様子のミハルにセフィルは問うた
「それより、だうだった?」
『どうって?』
「トーヤは光の力を……」
セフィルの言葉にミハルは『ああそれなら』と笑顔で言った
『十分に素質あるわよ。十年前もそうだったけど、貴方ダイヤの原石を見つける力があるのね! 今度、隠れ鉱山を教えてあげましょうか?」
「言ってろ。」
ミハルの軽口にセフィルはくだらないとでも言うように顔をそらした
『いっぱい見つかると思うんだけどなぁ~』
セフィルに聞かれないように小さくつぶやいた。