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追い出され、無能と言ったやつにざまぁしてきます  作者: 啓他
第一章 物語の始まり
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第八話 初めての依頼 ④

リュウセイと、イシテルの3人は、ギルドまでの通りを歩いていた、辺りは朝のような活気は無くなり、家々からは美味しそうな匂いが漂ってきた。


「この時間帯のギルドはちょっと混むから、なるべく避けたかったんだよな。」


「済まない、僕が君たちにキラーボアの剥ぎ取りを頼んだばっかりに。」

本来なら日が高いうちに帰ってくる予定だったのだが、彼らの事情も聞きつつキラーボアの牙が欲しくて、剥ぎ取りの手伝いをお願いしたのが原因だった。


「まぁ、いいって俺達もリュウセイにお礼がしたかったし、それにキラーボアの素材も譲って貰えたから全然大丈夫だぞ。」


「そうッスね、リュウセイさんがいなかったら自分たち今頃死んでたッスから、それに鮮やかな魔法も見れましたしね、ミノル。」


「うん、リュウセイさんの魔法凄かった。」

上からオーダ、ポル、ミノルがリュウセイにお礼と助けてくれた感謝を再び述べた。


「いや、僕もたまたまあそこにいただけだし、それに剥ぎ取りの仕方まで教えてもらったしおあいこだよ。」

会話を楽しみながら歩いてると目的地の冒険者ギルドの前まで着いていた。


「さて、俺達は、今回の事を報告しにに、受付主任に会いに行かないとだから、終わったら、何処かで待ち合わせしないか。」


「別に構わないけど、どこにしようか、正直僕ここら辺の地理詳しくないよ。」


「なら、ガング亭って言う宿屋はどうだ?俺達あそこで宿とってるし。」


「ガング亭、あーあ、値段が安い宿屋ね、僕もそこで宿をとってるよ。」


「そうなのか?!なら、そこで待ち合わってことでどうだ?」


「いいね、じゃあ、僕は依頼の報告したら一旦部屋に戻って着替えてから来るよ、ゴブリンを9体も倒したし、それに、服がちょっと汚れてるからさ。」


「そうか?俺達は気にしないけど、まぁいいや、じゃあ、玄関前で待っててくれ、多分リュウセイの方が早く終わるだろうし。」


「おっけー、じゃあ、また後でね。」

リュウセイとイシテルの3人は各々の報告を果たすために別れた。

リュウセイは朝と同じ受付嬢のエミリーの所に並んだ。


「遅かったですね、リュウセイくん、最初の頃は失敗しても違約金はギルド側が何回か持つことになってるから恥じなくていいのよ、無事に帰ってこれたことが大事なんだからね、薬草は採取出来たかしら。」


「(どうやらエミリーさんは、俺が失敗したと思ってるのか、まぁ仕方ないのか。)はい、ちゃんと討伐も採取も終えてきました。」


「え?討伐も終えたの?ゴブリンって言っても、武器を使う魔物三体も倒したの?」


「(あ、これは疑われてるな。)ちゃんと、証拠のゴブリンの耳を納品カバンに入れて持って来ましたよ。」

そう言ってリュウセイはアイテムボックスから納品カバンを取り出した。


「リュウセイくん、アイテムボックスってスキル持ってるのね。」


「はい、そんなに珍しいスキルじゃなですよね。」


「そうね、うちのギルドでも10人位はアイテムボックスのスキル持ってる人いるわね、さて、鑑定しますからちょっと待っててね。」

そう言ってエミリーはリュウセイから受け取ったカバンと薬草を手に持ち奥へ消えていった。


「お待たせしました、確かにゴブリンの耳と薬草の納品を確認しました、おめでとうリュウセイくん、初めての依頼完了ね。」


「はい、ありがとうございます。」


「これが今回、ゴブリン三体の報酬が銀貨2枚、薬草の指定の量の報酬が銀貨1枚、それとゴブリンの耳が6体分多めに入ってたのでプラス銀貨4枚の合計銀貨7枚よ、確認してね。」


「はい、ちゃんと7枚ですね、確認しました、では、これで失礼します。」


「あ、ちょっと待って、主任がリュウセイくんを呼ぶようにって言われてるの、これから一緒に来て貰えないかしら。」

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