表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追い出され、無能と言ったやつにざまぁしてきます  作者: 啓他
第一章 物語の始まり
6/60

第五話 初めての依頼 ①

「さて、依頼に行く前に武器を買いたいな、攻撃は最大の防御って言うし、うん、剣はいいよね、中高剣道してたし、よし、剣を買いに行こ、昨日エミリーさんから武器屋の場所も聞いておいたし、道が分からなくなったら聞けばいいか。」

道に迷いながらも、リュウセイは目的の場所武器防具専門店パルペール店に着いた。


「ごめんくださーい、リュウガさんいますかー。」

奥からリュウセイと同じ背丈の子供が現れた。


「あなただァれ?うちの店になんの用なの?」


「え?!君の家?じゃあ、君がリュウガさんなの?」


「違うよ、リュウガは僕のお父さんなの、お父さんにご用事?」


「そうだね、リュウガさん呼んできてもらえるかな。」


「いいよー、呼んでくるね、待ってて。」

暫くして、少年は奥からガタイのいい男の人を連れて戻ってきた。


「おぅ、おめぇさんか、俺に用があるってのは。」


「初めまして、リュウセイって言います、昨日冒険者ギルドに登録して今日初めての依頼をこなすためにここに来ました、僕に武器を下さい。」

リュウセイの自己紹介が終わるとリュウガはリュウセイに武器を手渡した。


「坊主にはこの45cmのブロンズソードで大丈夫だろ、乱雑に扱わなければ2年は持つだろ、新調することになったらまた、うちに来い、安くしといてやるぞ。」


「ありがとうございます、また来ますね。」

リュウセイはリュウガから銀貨5枚のブロンズソードを買取パルペールを後にした。


「剣はとりあえずアイテムボックスにしまっておこう、おや?未開封の手紙がある。」

アイテムボックスから手紙を抜き取ったリュウセイは通行の邪魔にならないように手紙を読み始めた。

〈龍星さんこっちではリュウセイさんですね、お久しぶりです。昨日あなたを襲った冒険者の攻撃が防がれたと思いますけど、まさか私も攻撃を防ぐほどの加護はないと思っていたんですけど、調べたらなんと、一定時間物理攻撃無効、魔法攻撃無効、斬撃攻撃無効のデバフがかかってることに気づいたんです。なくそうにも一度与えた加護を抜き取るのは出来ないことはないのですけど、人体にどんな影響が出るのかが分からないので、そのままにしておきますね、それと、攻撃が効かないからって調子に乗ると直ぐに死んじゃいますからね、お気をつけて下さい。追伸 レベルが上がると魔力量も上がります。〉


「攻撃が効かないのか、一定の時間ってどれくらいかな?一時間?半日?そこも調べてみますか、さて、気を取り直して、討伐依頼に出発!」

リュウセイは武器屋のパルペールからまっすぐ歩き門まで来ていた。


「身分証を拝見。」


「どうぞ。」


「確認した、そうだ、気をつけろよ、最近キラーボアって言う魔物を見かけたって冒険者共が騒いでいたからな。」


「きらーぼあってなんですか?」


「知らないのか?あいつらはなりふり構わず突進してくる別名殺人豚だよ、あいつらの対処の仕方は左右どちらかに避ければ攻撃はかわせる、何せあいつら猪突猛進、一心不乱突進してくるから、急に曲がったら対応しきれなくて自滅するから覚えておくといい。」


「ありがとうございます!参考になりました。」


「おう、頑張れよ、新人冒険者。」

こうしてリュウセイの長い一日が始まったのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ