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勇者様パーティー

待っている人が居ると思って投下

 噂に依ると曰く、最西端に有る王国による異世界召喚で召喚された英雄、あらゆる魔法に愛されし神の祝福(チート)を受けし勇者、最東端に存在する魔王(実在する魔導帝国の王様)を打ち倒す為に喚ばれた人間兵器。

 最西端の王国は最東端の帝国に敵がい心を持ち『打倒帝国』を掲げる困った国で、民草は重税に喘ぎ、周辺諸国に難民が流出する国でもある、其に対し最東端の帝国は最西端の王国とは真逆で国内の税率は低く、農業が盛んで基本的に食品を諸外国に販売して居るとても豊かな国である、更に多少農作物の生産高が下がり周辺諸外国が飢饉に喘ぎそうな時でも備蓄を諸外国に販売できる程の農業国家なので王国にも飢饉救済の為に支援物資を送っていた筈だが、王国は妬みから逆恨みし『王国が飢饉に喘ぐ原因は帝国に有り』と宣戦布告を行って周辺諸国からも孤立した国家でもある。

 王国から帝国迄はかなり距離が開いているが王国側からは陸路を選ぶしか無く選択肢としては次の3ルートである、まずは北回りの山岳国家群の紛争地帯を抜けるルート、此は山岳地帯に点在する紛争地帯を突っ切るルートで余程の幸運が無い限り戦争にのみ込まれる。

 次は南周りの商業国家群を掠めるルート、此は大きな商会が幅を利かせて居るので其処に張り合えるコネが無ければかなり金銭が巻き上げられるルートであるまあ安全面は考慮されている。

 最後に中央大森林の地下迷宮を抜けて行くルート、この大陸の中央に存在する大森林、此処の地上は混迷の霧が立ち込め、薄暗く、凶悪な魔獣が闊歩する最も危険に溢れた場所だが、その地下には東西南北に抜ける事が出来ると言う巨大な迷宮が存在している。

 因みに海路は王国の造船技術では船が海流に負けて沈む為選択肢に挙げれず、空路は王国に人を乗せれる飛行騎獣は居ない為に望むだけ無駄である。

 この様な状態の為、王国は大規模な出兵が出来ず一類の望みでもって勇者様を筆頭としたパーティーでもって乾坤一擲を仕掛ける!そんなパーティーに不本意ながら組み込まれてしまったのである。

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