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生徒会な日々  作者: 双樹沙希
第二部 激動
39/104

第29話 ハプニングな生徒会

仮題は「急展開の嵐」

〜あらすじ〜

文化祭1日目は波乱なく終了。

しかし、さや先輩は・・・

そして文化祭2日目、俺達はまた頑張る。


文化祭1日目は何事もなく終了した。

俺は10時になったら体育館に行かなくてはならない。しかし俺は今足止めを食らっていた。

なぜなら変な少女によって人探しを頼まれたから。つくづく俺もお人よし・・・

「う〜ん・・・見つからないな・・・」

「まだなの?」

見た目は幼そうだ。でも歳を聞いてみたら16歳の高校1年生でびっくり。俺の一つ下だとは。

「う〜ん。本当に来ているの?その・・・君のお兄ちゃん。」

彼女が探しているのはお兄さん、と言っていた。

「でも単なる幼馴染だけどね。」

「幼馴染だけどお兄ちゃん?」

「うん。歳は9離れているし。」

・・・確かに世の中9離れている幼馴染がいてもおかしくはない。ただ俺の幼馴染は同級だからあまり実感が湧かないだけだ。

「幼馴染か・・・」

俺ははなびと咲を思い出す。

「お兄ちゃんにもいるの?」

俺のことをお兄ちゃんだって・・・うう・・・これが恐ろしき妹パワーという奴か!!一撃で俺を死に至らしめるほどの威力だぜ。

「どうしたの?」

「いや、何でもない。」

俺は不審がられたので急いで態勢を整えてはなびの話をすることにした。咲は少しまずいし・・・

「俺の幼馴染は素直じゃない奴だよ。」

「あ、私のお兄ちゃんと同じだ!」

どうやら彼女の幼馴染も素直じゃない奴らしい。

「ははは・・・じゃあ君結構苦労してるでしょ?」

「そうよ!本当に大変よ。」

俺と彼女はすっかり意気投合した。だがしかしもう9時30分になる・・・

「あの・・・俺そろそろ・・・」

「え・・・」

彼女が泣きそうになった。さすがにこんなところで一人だと心細くなるかもしれない。はぁ・・・

「わかったよ。でも45分までな。これ以上いると俺遅刻しちゃうから。」

俺は精一杯時間を使うことにした。15分で準備はギリギリの時間・・・

「ありがとう!」

だがまあ彼女が笑ってるからいいか・・・

そうして探し始めたのだが、すぐに見つかったらしい。

「見つかった!」

「ど、どこ?」

俺はキョロキョロ見渡す。

「あれ!」

そういって指で指した人影に俺は見覚えがあった。俺に蓮見財閥の本家までの道を聞いてきた人だ。

「へえ・・・あの人か・・・」

そう平常心を保とうとしたけど俺の心は穏やかではなかった。

「あ、レミ!」

「お兄ちゃん!」

向こうも気づいたようだ。

「何でここにいるんだ?」

「お兄ちゃんがここに来るって知ったから。」

どうやら彼女が来ていたことを知らないようだ。ならば何で彼はここに来たのだろうか?

「あの・・・」

「えっと君は・・・」

俺はその男の人に話しかけた。

「あ、お兄ちゃん!このえーと・・・」

「カイだよ。」

「カイお兄ちゃんが私と一緒に探してくれたから寂しくなかったの!」

レミちゃんにそう言われると何だか照れるな・・・

「そうですか。また助けてもらいましたね。すいません。今回はお礼できないのですが・・・」

「あ、それはいいです。何故文化祭に?蓮見財閥の関係者なんですか?」

俺は一番訊きたいことはあえて訊かなかった。

「まあそうだよ。さやちゃんのおじいちゃんに頼まれてね・・・さやちゃんを撮ってほしいんだって。」

そう言ってビデオカメラを俺に見せた。

「あー!やっぱり女の人関係のことだったんだ!」

レミちゃんが吠える。どちらかと言うとレミちゃんの方が素直じゃないんじゃないか?

「だからこれは仕事で他意はないよ・・・」

俺は必死に弁解する姿が俺と重なって見えてなんか嫌だった。

「えーと・・・俺はそろそろ・・・」

俺は体育館に行くことにした。

「本当にありがとうござます!」

「またね〜。」

俺はこうして二人と別れた。何で俺はこんなことしているのだろう?と思った。



「遅い!」

もちろんさや先輩に怒られた。

まああと少しで遅刻だった。俺は急いで王子の服装に着替えた。

もうさすがにこの格好には慣れた。

こうして俺達の第2幕がスタートした。



結局最後まで無難に終了した。

そういえばこの劇ってさっきの礼儀正しい人に撮られているんだよな・・・

最後のキスシーン・・・まあキスはしていないけど、角度によってはキスしているように見えるシーンも撮られたかと思うとかなり恥ずかしかった。

「どうしたの?」

はなびが俺の体調を気遣ってくれた。嬉しい限りだ。

「何でもない。それより次は最後だな。頑張っていこうぜ!」

俺はとりあえず恥ずかしがったのを隠すようにした。

「そうね。」

はなびが同意した後、みんなも俺に賛同してくれた。

その直後に俺の体に異変が起きた。

突然視界がグラッと揺れた。倒れはしなかったがふらついたようだ。

「ちょっと!大丈夫?」

さや先輩達が俺を心配してくれた。

「いや、大丈夫だ。少し疲れただけだ。だから俺は少し休むわ。」

俺は笑顔で体育館から出て保健室に向かった。

保健の先生が留守だったので仕方なく無断でベッドを借りることにした。

こういうとき委員長の薬なら・・・おっと依存はよくない。だが今日一日俺は委員長を見ていない。

しかしもう俺はこれ以上起きていられないので眠ることにした。



・・・

・・・・・

・・・・・・・

「うわっと!」

俺は急いで起きて時間を確認した。

12時30分。1時間半寝ていたらしい。

俺は急いで体育館に向かった。ただし頭痛は取れていなかった。

体育館に着いて舞台裏へ入ると皆はもう着替え始めていた。

「おう。お前大丈夫か?」

俊哉が心配そうに俺に訊いた。

「ああ。バッチリ。単なる寝不足だ。」

俺はバッチリと嘘をついて着替え始めた。この嘘は俊哉も見抜けなかった。

「さあ!頑張りましょう!!」

『オウ!!』

みんなで円陣を組みながら俺達はさや先輩の掛け声に答えた。

「よし!いざ行かん!」

俺達は最後の戦いに出陣した。

しかしいろいろと面白いアドリブをしていた。

例えば

「鏡よ鏡よ世界で一番美しいのは誰?」

咲(鏡)がレイに話しかけられるシーンだ。

「それは今庭で花を摘んでいる白雪姫でございます。」

「白雪姫?あんなに本性はドSなのに?」

オイ、それはさや先輩のことか?咲困っているだろ。

「・・・そうです正体はドS姫ですがあなた様より美しいです。」

咲お前もアドリブかよ!あんなに嫌がってたじゃねえか!

「キィイイーーーッ!悔しいわ!皆の前で火あぶりにしてやるわ!」

「あの、もっと穏便な方向に・・・」

レイの突然のアドリブに咲はアドリブで答える。咲のフォローが上手すぎてアドリブだとは思えない。ただ、舞台裏でさや先輩は黒い笑みを浮かべていたが。

そして最後だからってみんなはっちゃけすぎだった。ナナちゃんは小人なのに瀬川先輩と一緒に鞭持ってきたし。はなびははなびで妙に明るい魔女を演じていたし、さや先輩は復讐のように小人達との会話でレイの悪口を言っていた。

そんなこんなでラストを迎えた。ここのキスシーンで全てが終わる。

「せめて私のキスで白雪姫の中の毒を吸いだしてみせる!」

そう言って俺はさや先輩の顔に顔を近寄せた。このシーンってやっぱり緊張する。

しかし、突然俺の頭痛が悪化した。

「う・・・」

マズイが、周りに気づかれたくない。そんな思いで俺は意識を保とうとする。

しかし、俺の意識がはっきりしてきた時、俺の唇はさや先輩のそれと重なっていた。

え・・・?俺何をしてるんだ?あまりの痛みに最後に口をずらすはずが、そのまま近づいてしまったらしい。

みんなの声が聞こえずに世界が俺とさや先輩だけになった気がした。

さや先輩は目を大きく見開いてこっちを見ていた。

・・・・って俺何やってるんだ!俺はさや先輩とキスをしてしまった・・・・!!

な・・・な・・・・

「あなたは一体・・・?」

さや先輩はキスに驚愕していたが、平常心を保って劇を続けた。

しかし俺は結局最後にテンパってしまい、台無しにしかけてしまった・・・



俺は劇が終わった後、さや先輩を見ることが出来ない。いくら事故とはいえ俺はさや先輩とキスしてしまった。

「みんなよくここまで頑張ったわね。有難う!」

さや先輩がみんなに感謝するが俺はそれどころではなかった。

「まあ時間の無い中でここまで頑張ったのは凄いことよ。」

俺は完全に耳に入らなかった。

「ちょっとカイ!聞いてるの!?」

さや先輩が俺に普通に話しかけた。あれ?なんとも思っていないのか?意外にも俺を平然と見ていた。

「あ、すいません・・・」

「はぁ・・・まあいいわ。じゃあまたみんな後夜祭でね!」

そう言ってさや先輩は去った。

「俺達も行くか。」

「あ、ああ。」

俺の不審な返事に違和感を感じつつも俊哉と俺とはなびとレイと咲は自由行動することになった。

だがもちろん俺はずっと上の空だった。



後夜祭・・・

いつのまにか頭痛も引いて俺達はそこに参加していた。

「ねえ。ちょっといいかな?」

さや先輩が俺に小声で話し掛けた。周りが五月蝿いおかげで俺達の会話は誰も聞こえないし見えない。

「な、何ですか?」

「最後、どうしてキスしたの?」

ビクッ!

触れたくないことを・・・容赦なく聞いてきやがりました。

「えーと・・・あれは事故で・・・」

「事故?あなたまさか途中で体調を崩したでしょ?なんかふらついていたわ。」

「えーと、はい・・・」

俺はさや先輩の洞察力に感服しながら正直に話した。

「はぁ・・・やっぱりね・・・どうする?私、初めてなんだけど。」

まさか俺はさや先輩のファーストキスを奪ってしまったのか〜〜〜〜!!

「えーと・・・えーと・・・」

「もういいわ。」

俺が混乱してるとさや先輩から助け舟が出た。

「私もう忘れるから。だから君も忘れよう?そうすれば全部元通りだから。ね?」

「あ・・・」

俺は長い間考えた。だが俺は生徒会を守りたい・・・だから俺の出した結論は・・・



後夜祭が終わってみんな片づけをしている。

しかし俺は体調不良のためにほどほどに片付けている。

まあ全部やらないのはまずいので俺は少しだけ手伝っているのである。

「じゃあこれはここか。」

生徒会メンバーはいつも通り。俺とさや先輩も。

「うん。これであらかた片付いたわね。」

さや先輩が満足そうにする。

「じゃあカイはもう帰って休みなさい。」

「え、俺だけ帰っていいの?」

俺はさや先輩に訊いた。

「はぁ・・・いいから帰れ。」

う・・・命令されましたよ。俺は結局帰る事になった。



暗くなった夜道に一人の影が俺を遮った。

「誰!?」

俺は相手をよく見た。

「委員長!?」

今日俺は初めて委員長とあった気がする・・・

「カイ様。ついて来て下さい。」

そう言って俺に背を向けて歩き出した。ってカイ様って何?俺の訊き間違えか?それとも文化祭のときの癖が直っていないとか・・・

俺は黙って委員長について行った。

すると一つのアパートにたどり着いた。

「え?ここ俺の部屋じゃん・・・」

なんと案内された先は俺の部屋だった。

「何で?」

俺は委員長に疑問を投げかけた。

「・・・後はごゆっくり。」

そう言って俺に背を向けて帰り始めた委員長。

俺は仕方ないから鍵を開ける・・・が、開いていた。まさか泥棒!?

俺は急いで部屋の中に入った。

「誰だ!!」

「あら?お帰り。」

何と奥から女性の声がした。俺は急いで声のする方向に走ってその女の人を見て俺は驚愕した。

「どうかしたのカイ?」

「何でこんなところにいるんだよ・・・・」

俺の声が震えている。







姉さん・・・





カイの姉さんはもうすでにフルネームが出ています。


何話か?まあ分かる人は分かると思いますが、第12話です。



ナナ「次回予告ですよ〜」

はなび「次回はカイのお姉さんのお話……かな?」

ナナ「姉弟での禁断の関係……」

はなび「コラコラ。嘘はよく無いわよ」

ナナ「次回は18禁ですよ〜」

はなび「ああもう!嘘はつくな〜!」



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