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生徒会な日々  作者: 双樹沙希
第二部 激動
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第2部 出会いのプロローグ


プロローグです。

夏休みも終わりに近づいた。

私、水島はなびはぶらぶらと外を歩いていた。

なぜなら宿題を溜めすぎてやる気が起きないからである。いわゆる現実逃避。

「はぁ・・・」

私はため息を付いた。何だか何もやる気が出ない。

「はなび?」

その時誰かに声を掛けられた。

一体誰だろう?と思って振り返ってみると一人の少女が立っていた。私はその少女に見覚えがあった。

「咲?」

「そうよ。」

咲と呼ばれた少女がそう返す。

「え!?何でここに!?海外に留学してたんでしょ?」

「そうよ。留学が終わったから戻ってきたの。2学期からあなたの学校に通うわ。」

咲が私に言った。咲というのは本名は美作咲、私とカイの幼馴染だ。

「終わったって?」

「だから大学卒業。」

「ええ〜〜〜〜!!」

そりゃあびっくりするでしょう、突然疎遠になった幼馴染が戻ってきた。しかも同い年の癖に大学を卒業して。

「結構苦労したのよ。うちのお父様は大学を卒業するまでこっちに戻るな、とかいうし。」

咲の家は由緒正しい名家であり、少し家が厳しい。

「そう・・・それは大変ね・・・」

私は少し引きつった笑みを浮かべてしまっただろう。

「それにしても感動の再会は無いの?」

「あ!」

そういえばまだ私は言い忘れていたことがあった。

「おかえり、咲。」

「ただいま、はなび。」

私達はそう言いながら抱き合った。

「ねえカイはどうしているの?」

咲が私に聞く。咲は私の幼馴染イコール、カイの幼馴染でもある。

「カイは別に普通よ。」

私は最近のカイを思い出して言った。・・・別にずっと見ていたわけじゃないけどね!

「そう、普通なんだ・・・」

咲の表情から感情が読み取れない。

「カイにも言っとくね。」

「いや、言わないで。」

咲がすぐに否定した。

「言わない方が驚きが増すでしょ?」

そう咲に悪戯っぽく言われて少したじろいだ。

「う〜ん・・・そうかもね。」

私は少し悩んだ結果咲の言うとおりカイを驚かせることにした。

「ふふ。じゃあまた2学期。まだ荷物も届いてないから今日は下見なの。」

咲はまだ引越しが終わっていないらしい。

「分かったわ。じゃあね。」

「じゃあね。」

私達はこうして別れた。次会うときは学校で、だ。



それにしてもさらに楽しくなりそうだ。2学期からは。


そう、2学期から。

美作咲はもちろん新キャラです。


はなび「第2部スタートしました」

カイ「でも本編は次回からだろ?」

はなび「そうよ。悪い?」

カイ「いやいやそこに突っかかるな」

はなび「それにしても次回は衝撃的らしいわよ」

カイ「へ?」


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