★ 2 赤い傘
俺は、雨で血液を洗い流しながら
ピクリとも動かなくなった男を見下ろしていた。
この光景は、もう慣れたものである。
まぁ今回は、雨の中追い掛け回して遊んでみたが
やはり無駄な手間になるだけで
子供の時みたいに楽しいなんて思えなかった。
(…さて、そろそろ帰ろうか…。)
そう考え体を動かそうとした時、人の気配を感じた。
普段からここには誰も来ない、不人気な所だと言うのに
一体誰だ…?
そう一瞬、人の気配を感じ取り、勢い良く後ろに振り向く。
――すると、赤い傘が目の端を横切った。
…気がした。
その方向に行って確認したが、人の気配も赤い傘も無く
土砂降りで、グチャグチャになった道があっただけだった。
こんな時間に、この雨の中、休日だと言うのに
出かける馬鹿はいるだろうか?
まあ居るんだけど、大抵の人は、家で大人しくするものだ。
しかも赤い傘なんて、かなり目立つ。
気配を感じてから、俺は直ぐその場に行ったし
その道は真っ直ぐに伸びていた。
その先には…誰もいなかった。
――そう。気のせいだったんだ。
そう考えて俺は、家に帰る事にした。
雨日、お気に入りの赤い傘と
手作りの赤いカッパを身にまとい、アタシはクルリと傘を回す。
あぁ、今日もなんて良い日なんでしょう?
アタシが自由に動ける日は、決まって雨の日。
雨の日以外は自由に動く事なく、夢の様に見える世界を
ただ眺めるだけ…。
正直言ってぇ、飽きた。
もっと刺激が欲しいの。
甘い甘い恋愛も、苦い苦い退屈な日々も
口の中でパチパチと弾ける、あのキャンディーのように
もっと、もっと刺激が欲しいの。
そう思って散歩に出かけたら、ソラ君見つけて、はい尾行~。
そしたら今日は、面白いものが見れましたぁ。
そうなんだぁ。ソラ君。君って人殺しなんだね?
なんて面白そうな事をしてるのでしょう?
アタシも混ぜて?
赤い傘を閉じて、頭から雨を浴びながら
アタシは振り続ける雨を見上げながら、嘲笑を浮かべた。
アタシとか言ってんのは
ケイちゃんの別人格です。
分かりにくくてすいません(´・ω・`)




