23 3日ぶり
修学旅行後
家に帰って直ぐの相原君です。
修学旅行が終わり、家に帰り、俺は部屋で荷物整理をする。
たった3日泊まりに行っていただけでも
着た服は結構たまるし、汗や何かで
キャリーバックから悪臭が漂って来ている。
「着た洋服は洗濯に出さなきゃな、母ちゃんに怒られる。」
俺は臭う服を取り出しながら、溜息を吐く。
修学旅行に出会いは求めるべからずだな。
可愛い子は沢山いたけど、皆嫌な顔して逃げてくし。
ケイちゃんなら、手を出せるかなと期待したけど
邪魔されて酷い目合うし…。
思い返せば、思い出すほど打った背中が痛い…。
後で山本と佐々木に、何か奢ってやろうと考え又溜息を吐く。
「本当最悪な修学旅行だった…。」
そう呟き奥にあったパンツをやっと回収した。
さて。と、その場に立ち上がり風呂場に向かう。
洗濯機の前に来た時、カタンと何やら硬い何かが床に落ちた。
俺は洗濯機に、臭う服を全部詰め込んでから、液体洗剤を手に取る。
その時、何やら○ど黒飴みたいな黒色の飴が足元にある事に気付いた。
拾い上げて、匂いを嗅ぐと黒糖の甘い香りがした。
ベタベタに溶けてビニールに、へばりついている様なので
食べる気がせずゴミ箱に入れる。
洗濯機を作動させてから部屋に戻った。
そう言えば、俺には1つ気になる事があった。
あのアイノヤとかいう男。
俺等がボコられて直ぐ、やって来た男なのだが
俺が動けない事を良い事に、鞄を少しいじっていた。
(鞄を開けただけか?何も盗まれていなかったし)
俺は、そう考えながら鞄をひっくり返す。
すると、鼻紙や財布、しおりなどが床に散り
歩きにくくなるだけであった。
別に財布は盗まれていなかったので、無事こうして帰れたのだが。
(…本当、最悪な修学旅行だったな…。)
俺は面倒な後片付けを止めて、手元に落ちていたゲームを手にする。
そして数時間やり続けている内に夜になり…。
母ちゃんの拳を、3日ぶりに味わう事になったのであった。




