14 海に水着にsunshine 中編
女性とすれ違う度にチラッと視線を動かす。
そして物色するように、体を足の先から髪の毛まで見てニヤッとする。
今まで見た事のないほど、レベルの高い女子をやっと見つけた。
これは声を掛けないと勿体無いくらいだ。
そう思い、俺がその子に声を掛けようとした時
その子の後ろに立っていた男と目があった。
(ひっ…)
あの男の目から、異常な程の殺気を感じ取れた。
急いで俺は、その場を離れる。
多分、彼女に声を掛けていたら殺されていた。
そう思うくらい、殺意のこもった鋭い瞳がこちらに注がれていた。
俺は心の中で舌打ちをする。
これで何度目だ
やっぱり露出が高すぎるからいけないのだ。
何時もの3倍くらい、変な虫がよってきやがる。
水色無地の上に、かぎ編みレースを重ねたレイヤード水着は
ケイの白い肌を輝かせている。
すごく似合っているし、俺も見れて嬉しいのだが
他の男に見られているという事が、物凄く嫌だ…。
中川達の所から5分歩いた所に、自動販売機が2台あった。
ケイと俺は自動販売機の前に立ち、買う物を決めていた。
中川は甘いものが好きだから、オレンジジュースでいいだろう。
そう思いお金を入れていると
「ソラ君、何が良いかな?」
笑顔でケイは俺に尋ねてきた。
俺は微笑みコーヒと言うと、ケイは良い返事をして自動販売機のボタンを押す。
…やはり、海に行くのは反対すればよかった。
そう後悔した。
何故なら今現在、また何人かの男共が、ケイの周りに集まりだしている。
ケイは客寄せのパンダかって思うくらい人が集まる。
本人は気付かないが…いや、気付く前に男共を排除しているからな。
気付かないのは仕方ない。ケイは俺だけ見ていればいいんだ。
ジュースも買い終わり、俺が暫く考えながら一緒に歩いていると
ケイは上目遣いでオレに話しかける。
「どうしたのソラ君?」
「いや…?」
心配そうに見つめてくるケイを見て、癒されながらも心がざわついた。
今すぐ家に連れ帰り、閉じ込めてしまいたい。
という衝動に駆られ、頭を軽くかく。
あぁ、難しいものだ。
すぐ監禁したいだとか、周りの男共を殺したくなってしまう。
それか、そいつらがケイを見れなくするために、目玉を潰してやりたい。
(まぁ流石に今したら、捕まるし…そうだな。)
俺は、ケイのジュースを持つ手とは逆の手を掴み
木の陰に引き寄せる。
俺の急な行動に、戸惑うケイ。
「ソラ君?」
目を丸くさせながら、ケイは俺をジッと見つめている。
そんなケイの左肩に、俺は顔を近づけ、肩の皮膚を吸う。
肩に赤い小さな跡が出来た事を確認すると
俺は満足げに笑った。
「じゃあ、2人の所へ行こうか!」
「え…?うん。」
子供みたいだとは自分でも分かっている。
でも、許してね?ケイ




