10 他校の友達できました。
数分前、部屋を出て直ぐ私はある提案を出した。
「二手に別れたほうが早いよね。」
すると中川君はグルリと辺りを見渡してから
「そっか~…じゃあ、白鷺洲さんはこっちの方を探して。
僕はあっちの方を探してくるから。」
そういって、お風呂場方面に走っていった。
私はドアが沢山あるこのフロアで、2人を探す事にした。
しばらく1人でソラ君と紗百合を探していると
3人の男子に話しかけられた。
多分見た事のない人達なので、他クラスの子か他校の子かどちらか。
私が戸惑っていると、その人達は親切に缶コーラを奢って下さりました。
見事私は餌付けされたものです。
「で、君なんて言う名前?ちなみに俺は山本」
そう言って、缶コーラを買ってくれた山本君は大きな声で
楽しそうに尋ねてきた。
私は缶コーラに口を付けてから、優しく微笑む。
「私の名前はケイ…白鷺洲 繼です。
すいません、ジュースを奢ってもらって…。」
「イヤイヤ、いいんですよ。気持ちなんで…
ちなみに俺は佐々木。
下の名前は、壱夜ね宜しく。」
片手で頭を軽く書きながら、壱夜君は違う手を私に向けてきた。
私は缶コーラを、ソファーの隣にある机に置いてから
その手を重ね、握手をした。
壱夜君は嬉しそうに笑った。
「で、最後にお…僕は相原と言います。
ケイさんは、こんな夜更けに、何処に向かわれていたのですか?」
緊張しているのか、体を強ばらせながら相原君は尋ねてきた。
俺を、僕と言い直したところが可笑しくて、私はつい笑ってしまう。
申し訳ないと思い、キョトンとしている相原君に謝まりながら
「そんなに改めなくても良いですよ。皆同級生だよね?」
「うん。多分そう。俺2年だし…。」
「ふふっ、やっぱり普通の方がいいね。」
「だな、怜が僕とか言い出したから、笑っちまったぜ。」
「うるせぇ~!!」
そんな感じで、4人で楽しくお話していると
廊下の奥の方から、3人組が歩いてくるのが目に入いった。




