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桑の実をジャムにして…  作者: 花好 モピナ
第4章 ヤンデレ編
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7 思い立ったが吉日と言いますが…

クレープの甘い匂いがする。

お腹すいてる時はつられて食べたくなる物だけど、今は出来れば嗅ぎたくない。

(にぎ)わうフードコートの中でケイを探す。

人が多くて探すのに時間がかかった。

空いている席を探し出し、コッソリとその場からケイを見守る。


「相野谷くん僕、食べ物頼んでくるね。」


ケイは今日はチャンポンを買ったようだ。美味しそうに食べている。

俺もチャンポンなら食べれる気がしてきた。

松崎はケイと向き合うような形で、うどんを食べている。

羨ましい。おい、いますぐ松崎(おまえ)俺と交代しろ!!

ギリギリと爪を噛じりながら松崎を睨みつける。


「相野谷くん買ってきたよ~。何か食べる?」


「…ん?」


中川が机の上に、買ってきたものを乗っけた。

うどん大盛り、ネギ大量トッピング、天ぷら5種類。

最後にバナナサイズの海老フライが1つ…て、食べ過ぎだろ!!

いったい俺より小さな体にどうやって入っているのやら…。


「…何かそれ見ただけでお腹いっぱいになった。いらない。」


「わかった~それじゃあ頂きます~♪」


そう言って中川は幸せそうに海老フライにかぶりつく。

おっとイケナイ。

中川が凄いからつい、ケイから視線を逸らしてしまった。

急いで視線を戻したら頭の中で何かが切れる音がした。


(あれ…?なんか…。)


何だか頭がクラクラする。

ケイに話しかける知らない男。

何やら松崎と仲が良い様だけど、松崎そっちのけで話し始めている。


(あぁ…ダメだ…。)


苦しい…吐きそうだ。別に食べ過ぎだからというわけではない。

俺を今、(おそ)っているのはストレス。

ケイは戸惑いながらも、話を合わせてぎこちないが笑っている。

俺の親友でも友達でも、ケイの親友や友達でもない

ケイの親友の友達だとしても、ケイの友達ではない。

今知り合ったばかりの奴。関わりは今だけ。


(じゃあソイツは殺しても良いかな?イイよね(ケイ)?)


早く原因(ソイツ)()くさなくては…。

俺はその場からフラリと立ち上がり、1歩ケイ達の方へ歩いて足を止める。


(ここじゃ人目があるからすぐ捕まっちゃうし、ケイにも怯えられちゃって

落ち着いてケイを楽しめないか…。)


虚ろな瞳でケイ達を見つめる。


(あぁ…そうか…。もういっその事閉じ込めちゃうか…。)


目は笑っていないのに口元が緩み、不気味な笑みを浮かべた。

もう我慢ができない。

俺は食べる事に夢中になった中川を置いて、1人家に帰った。

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