4 昼食 後編
キスって性的描写ですかね?
…よくわからん(´・ω・`)
ケイと目が合った。
ケイは可愛らしい笑みを浮かべる。俺はその表情に鼓動が高まる。
(…反則だ……!!)
よく考えたら、最初から断る事は出来ない事が決まっていた。
断りたくても断る事が出来なかった。
その提案にケイが賛成だと言うのなら…。
俺に反対意見は無い。
俺は溜息を吐き、眉をハの字にさせながら口元でひっそりと笑った。
ケイが4人で食べたいと言うのなら、いくらでも我慢しよう。
そう思ったのだが…現在…。
やっぱり他の奴にケイが話している所を見て、良い気がしない。
松崎さえいなければ…こんな状況にはなっていなかった。
深く空気を吸って吐き出す。
すると隣にいるケイが俺に近づき、俺の方に頭をコツンと乗っけてきて
「元気ないね…?どうしたのソラ君?」
その場で上目遣いし、心配そうな顔で俺を見つめてきた。
その状況に喜ぶ俺がいた。
(まぁ、まだ暫く4人でもいいかな?)
と、簡単に心変わりしてしまう自分に少し驚きながら「…大丈夫」とだけ伝えて
花の香りのする髪…、綺麗で触り心地の良いケイの頭を撫でる。
ケイは恥ずかしそうに俯きながらも、素直に撫でられる。
それを見て、恨めしそうに俺を睨みつける松崎。
嘲笑ってやった。ケイは俺のものだ。
見せつけてやった。
中川は1人黙々と弁当を食べている。
松崎は俺に舌打ちを打ってから、ケイに笑顔で話しかける。
なんて変わり身の早い奴だ
「ケイ、明日久しぶりに映画見に行こう!」
「映画?」
俺は手を止める。
ケイは俺から離れて松崎の手を握り
ケイはを輝かせ元気に返事をした。
「行きたい!!」
「ふふっ…もちろん2人でな…。」
松崎は不敵に笑った。
なんてこった。よりによって松崎に先を越された。
(放課後の帰宅途中にデートの約束をしようと考えていたと言うのに…!!)
俺が動揺している事に気づき、松崎は勝ち誇った笑みを浮かべた。
俺はムカついて、何も言えなくなっていた。
残念ながら、もう邪魔する事が出来ない。
ケイは明日の映画に行く気満々だ。
しかも最後にしっかり「2人で」と、釘を打ち付けられた。
ここで堂々と一緒に行けばケイに心配されてしまう。
困った顔でケイが対応に困っているシーンが、俺の想像で映し出される。
俺は諦めて大人しく、ケイを見守る事にしたのだった。




