★ 11 電話 後編
この前、友達に長いとクレームが来たので
少しずつ投稿する事にします。
目指せ800文字以下!!
俺は初め、どうせ巫山戯てんのだろうと思い
コーラを口に含み、味を楽しんでいた。
すると、耳元のスマホからガタンと、大きな音が聞こえた。
そのあとに聞こえるのはガガガ…と、何かを引きずる音。
「…おい?田中……?」
返事はない。
恐らくさっきの音は、スマホを落とした時の衝撃音だろう。
それは予測できた。
スマホを落としたなら、すぐ拾い謝罪の言葉を言うものだろう?
…もしかしたら、言えない状況になってるんじゃ…。
嫌な予感がして何度も田中を呼ぶ。
『いや~ゴメンゴメン。スマホ落ちちった♪
転んだ拍子にスマホがさ~遠くまで飛んで行くもんだから困っちゃうよね♪』
すると、田中は陽気な声で、謝罪の言葉を言った。
軽口を叩く田中に
俺は、無事だったという安堵を覚えつつ、心配して後悔した事と
安定した田中のウザさに、遂に
堪忍袋の緒が切れた。
「あれ?切れちゃった…。なんだよ獅子の馬鹿野郎!
もう良いもん~家あともう少しだもんね♪」
田中はスマホをバックにしまい
スキップしながら家へと向かう。
すると突然、後ろから口を塞がれた。
塞いだ何かから、なんか変な匂いがする。
頭もクラクラしていき、肩に掛けていたバックが地面と落ちた。
田中は最後の力を振り絞り、こちらを睨みつけてくる。
その目に映ったのは、街灯で薄明るく照らされた
不気味な笑みを浮かべる…
「あい…の…や?」
田中は、最後の力を使い切り
まだ冷たいアスファルトに倒れ込むのであった。
「あと1人…まっててねケイ…。」
相野谷は、薬で眠らせた田中を引きずりながら
街灯のない道、暗い闇の中に消えていった。




