● 11 飢えた野獣
湿度が高くジメッとして、居心地の悪い。
しかも薄暗く、約8畳くらいの狭い部屋に
4人の高校生が座っていた。
その中の1人、田中はスマホを弄りながら言う。
「しかし、こんな簡単だとは思わなかったな。」
スマホから照らし出されてる白い光が、彼の顔を映し出す。
興奮のあまり、震える手で文字を打つ
田中の顔は笑っていた。
獅子に『計画成功』と朗報を送る。
「ですね。ラブレター上手くいって良かったですね。
俺のギャルゲーの成果出る日が、来ると思わなかった〜。」
その2人目、趣味ギャルゲーの山本がそう言って
ケイちゃんが持っていた手紙を、嬉しそうに手にする。
「しかし、可愛いな…。」
その3人目、苅部は立ち上がり
最後の1人の前に行き、顔を眺め呟く。
最後の1人、白鷺洲 繼。
ケイちゃんは座っている…のではなく、そこに座らされていた。
ケイちゃんは、俺の用意した睡眠薬入りジュースで
グッスリ寝かされていた。
普段の明るくて可愛いイメージとは異なり
現在、無防備に眠っていて……艶やか…色っぽく感じられる。
他2人も、そう感じたらしく一緒に眺めてた。
暫らくすると山本は、静かに立ち上がり
「なんか俺…トイレに行ってくる。」
「あっ山本先輩。俺も行きたいです。」
俺もこれ以上、ケイちゃんの側にいるのは我慢できそうに無い。
2人に続いて俺も立ち上がり
「俺も行きたい。この家のトイレ今使えないし
近くの公園に行くか?」
そう言って俺等は、この部屋から離れた。
獅子との約束の時間になるまで、公園で用を足したのだった。
「来ないですね〜。櫛田獅子先輩…。」
「あぁ、佳祐おせぇな…。」
約束の時間になっても、獅子は来なかった。
山本と苅部も待ちくたびれて、床に寝転んでいる。
(どうしたんだ…獅子。)
スマホを確認するが、獅子からの連絡はこない。
約束の時間から、1時間ちょい経った後
苅部がとんでもない事を言い出した。
「佳祐来てないが、摘み食いしても良いんじゃね?」
そう言って、ケイちゃんの制服のリボンを外し
ボタンを1つ、また1つと外していく。
…うん。俺等は頑張った方だと思う。
ケイちゃんは、まだ寝息を立てている。
その無防備な姿に、俺はゴクリと生唾を飲み込む。
この計画では、こんな事は予定に無いが
思春期真っ只中の俺等には
この状況でお預けなんて、我慢できそうに無かった。
ワイシャツもスカートも脱がす。
ケイちゃんに良く似合う、白いレースのパンティーが姿を現す。
…最後
俺等は、飢えた野獣の様に、ケイちゃんを貪った。
途中、目が覚めて泣きながら抵抗する
ケイちゃんの意思を無視して。
ただ、己等の欲望を満たしたのであった。
…もう、手に入らないと諦めていたモノが
今ここにあった。
獅子が、この計画を立てなければ、今の俺等はいない。
(獅子のおかげで、いい思い出が出来た。)
そう心から俺等は、獅子に感謝したのであった。




