1 雨が降るこの世界は憂鬱だった
楽しんでもらえると光栄です。
感想できれば欲しいです。
文字にして書くのは苦手なので、どこが変だか
具体的に感想書いて欲しいです。
次作を作る栄養源として、ありがたく頂きます。
5月28日(月)
高校2年生の1学期
昨日から雨が降り続き、教室に居ても心地の悪い
ジメッとした空気が漂ってた。
ここまで居心地悪いと、些細なこともイヤになる。
例えば先生の無駄話。授業中なのに授業を進めず
世間話や自慢話をかれこれ30分している。
…お蔭さまで黒板は、チョークに汚れず黒い板のままである。
私は、先生の話は聞かず窓の外を眺める
こういう退屈な時、窓側の席で少しは有難いと思う。
私は、机に頬杖をつき、溜息を吐く。
(まだ、雨はやみそうにないな…)
そして、先生の無駄話もやみそうにない。
(もうしばらく自分の世界に入っててもいいかも知れないな…)
しばらく先生を眺めてから、視線を窓の外へと戻した。
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いきなりですが、私には好きな人がます。
(まあ、生まれて16年たつし在り来りだと思うけど…。)
相手は6歳の時、家の隣に引っ越してきたソラ君。
保育園の頃から、私は彼が好きで…だけど友達で幼馴染み。
今現在も片思い中で…でも、告白はしない。
ソラ君は、性格良くて頭も良く、顔も良くて運動神経も優れてる。
放課後の玄関でソラ君が、セミロングが似合う先輩に
告白されてるのを見かけた。
今、“その子と付き合ってる”という噂で
校内盛り上がっているらしい。
それも悪い意味で…。
それだけソラ君はモテ男なので
彼女は周りの女子生徒達から、妬まれるらしい。
そんな噂がある中でも、ソラ君は色んな女子から告られてるらしい。
私の場合は勿論…
(彼女さんを押し潰してでも、彼女になりたいわけじゃないし…。
出来れば今まで通りの関係でいたい。…けど、彼女さんが嫌がるなら)
その時は諦めて、彼が幸せになれるなら身を引きましょう。
この思いは封印します。
チャイムがなる。先生が教室から出ていく。
こんな事を考えてたら、授業が終わってた。
結局黒板は黒いままだったが、生徒達の表情は明るかった。
隣の席の橋本さんによると、「よく寝れた」とのことだった。
(前回の授業も話で終わったけど、テスト範囲は大丈夫なのだろうか?)
きっと今回のテスト範囲は狭く 点数取るには楽に違いない。
そんな下らない事を考えてると、後ろから声を掛けられた。
「ケイ、話がある。」
後ろを振り返ると、そこにはソラ君が深刻な表情で言った。
「…え?」
ソラ君は、私の腕を掴み、教室を出た。
急な行動に私は戸惑った。
「ソラ君、何っ?どうしたの?」
無視してるのか、または聞こえてないのか…。
ソラ君は、腕を掴んだまま階段を登り始めた。
そして屋上には出ず、屋上前の踊り場で足を止めた。
2年3組 相野谷 爽蘭
モテ男。…男友達は1人しかいない。
2年3組 白鷺洲 繼
美少女。しかし、ソラ合わせて3人以外
何故か、話し掛けられる事は無い。(必要な時以外)