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西日本女子連合 VS 超越者 セカンドレボリューション


「センスが残念過ぎです姫」

「お黙りなさいサリオワンダフル」

 くっつけた俺とワルディーの机の上に、お菓子が山盛りブチまけられた。


 ぽりぽりかりかり。さくさくごくごく。


「あ! 沙理緒! わたくしがコンソメを買うと言ったでしょう! カブってる!」

「コンソメは好きです。二つあっても困りません」


 ぱりぱりごきゅごきゅ。さくさくぱきん。


「姫、このクラッカーにそのチョコのっけてみて。ヤバイです」

「……ん~! ワルディー! これ、やばいです!」

「……ん~! しゃばいねえ~! おいちいねえ~!」

 

 こりこりぼりぼり。ぱりぱりぷしゅ!


「これもあるアル」

 ワルディーがサリオから渡された缶入りの炭酸をうぃ~と上機嫌で飲むと、どさり、例のパンパンのおやつ袋を机に置いた。

「ヒュ~。こいつは上物だ」

「うっへっへ。たまりません」

「みんにゃで山わけ~」

 盗賊か。


「リュシロのおやつもだしてだして。ん、ん、だ、だせよ~」

「ん? カタリも持ってるのか? おいてけ」

「おいてくのです」

 盗賊か。



「──いいかげんになさい、あなた達。ここをどこだと思ってるの?」

 

 冷徹なる女教師がいつの間にかそばに立ち、俺達を見下ろしていた。

 怒りまでも冷たいライフの顔を皆が見上げ、菓子を貪る手もピタリと凍りついた。

 

 ふう……止めてくれて助かったよライフ。まったく何なんだよこのパーティーは。一時はどうなる事かと思

「私の教室よ。場所代としておやつを一人頭十五パーセントずつ徴収するわ」

──うん、ヤバイなこの教師。お帰りください。


「オレンジとミルクティーどっちがいいですか?」

「オレンジよ」

 即答すんな。自分の椅子を持ってきてヤレヤレと参戦しだしたライフに俺は衝撃で固まった。

 

 ぷしゅ! ぱりぱりさくさく。かりかりこりこり。


「これがカタリ君のおやつ袋よ」

 ライフがサリオから渡された缶入りのオレンジジュースをうぃ~と無表情で飲むと、どさり、俺から没収したパンパンのおやつ袋を机に置いた。そういや返してもらってなかった。

「ヒュ~。こいつは上物だ」

「うっへっへ。たまりません」

「リュシロはこれで用なしってことアル~。そろそろヤっちまいましゅか」

 ワルディー、ループループ。


「──お、始まってるねぇ」

 飲み会に遅れた上司か。そんな感じでナツミが教室に入ってきた。

──おいおいウソだろ。なにそのでかいビニール袋。お引き取りください。


「ほい、大統領。命の恩人に一番高いアイスを買ってきたぞ」

 ナツミはにこりと笑み、俺に小さいカップのアイスをくれた。

 

 ロイヤル・バニラ。


「うわ、いいなぁカタリ。それウチの購買で一番高いアイスだぞ」

「この小ささで500円は凄いですよね。わたくしまだ食べた事ないです」

「ドバイの方じゃそのくらいのサイズで十万するアイスがあるらしいわ。現地入りしている復興部隊所属の同僚がこの前、携帯に画像送ってきたわよ。見たい?」

「はあ?! 十万?! ウソでしょ?!」

「じゅじゅ、十万円もするのですか?!」

「あいすマンジュウれすか?!」

「見せて見せて教官! ──え、こんなので?! これ金箔?! ちょっ語君! 見てみろ! これで十万って、世も末だな!」




 うん、ねえ、尋問は?




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