朝の従者は邪魔
リク「………」
(朝の会議も終わったし後は書類に目を通してサインすれば一応今日することは終わりかな?)
書類に目を通していたところに従者
扉開く ガチャ
従者「失礼致します。」
リク「どうした?なにかあったか?」
従者「いえ、リク様に質問が………昨日の方は…どなたですか?」
リク「なんだ、そんなことか」
従者「そんなことかじゃありません!!」
リク「あれは…私の部下にした」
従者「はぁー??」
リク「うるさいぞ、アル」
アル「そりゃぁー!!はぁーも言いますよ、昨日いなかったのに、いきなりあらわれて部下にとか意味がわかりませんよ!!!それに部屋用意しましたよね?緑極の部屋!あそこは将来、お妃にされる方が使われる部屋です。部下にその部屋はおかしくありませんか?部下はもっと違うでしょうが!!」
リク「・・・・・落ち着け」
(アルはキレたらうるさいからなぁー…女みたいにネチネチと…)
アル「今なにか失礼なこと思いませんでした?」
リク「いや」
(鋭いし)
アル「でっ!お答えください」
リク「わかった………あれは魔国から来た」
アル「!?…あの国から?あそこはあるかわからない国ですよ!世界のどこかに巨大な扉がありその向こうにあるという国、あるかわからないような国ですよ?嘘を申してるはずです!」
リク「ふっ………魔法が使える」
アル「!?」
リク「俺も信じがたいが………目の前で窓を直されたからなぁ」
アル「………ですが、緑極の部屋はどうしてですか?」
リク「ヒトミをその変には置いておけないだろ、しかも魔法使いだ!悪用されたりしかねない」
アル「………悪用はあるかもしれませんが、あの部屋じゃなくてもいいのでは?」
リク「あそこなら、俺の目が届くし逃げれないはずだからな」
アル「………わかりました。もうなにも言いません。魔法使いは貴重ですからね」
リク「あー………そうだ、魔法使いがいれば何者にも負けない、そして国が繁栄すると言われているからな」
アル「そうですね」
リク「契約はもうしているから、逃げれない」
アル「早いですね、さすがです」
リク「あー…だがまだ信用はされてないな……」
アル「ここからですね」
リク「そうだな」
(契約……それが今、ヒトミとの繋がり……絶体、私のものにする。今ヒトミは何してるか………)
そのころ、ヒトミは町に行こうとして偉いことになっていたのだった………