食事は静かに食べたい
ヒトミ「…………」
(お腹すいたなぁーまだかなぁー)
リク「お前は分かりやすいな・・ふっ」
ヒトミ「???」
リク「顔に腹が減ったと書いてあるぞ」
ヒトミ「!?」
リク「ふっ」
ヒトミ「ちょ!失礼しちゃう!人をバカにしてるでしょ!」
リク「えっ!なんでわかった!スゴいなぁー」
ヒトミ「…………イラッてするんですけど?」
リク「イラッてしたのか、じゃぁその事は無視しろ気のせいだ」
ヒトミ「はぁー?」
(なんだったかなぁー…こんな奴…ウザ)
リク「今、ウザいと思ったろ?」
ヒトミ「!!!!」
リクの顔が笑顔だった
ヒトミ「いやいや、そんなこと思うはずないじゃーん♪」(ちょーーーマジ!ヤダ!こんな主)
リク「顔に書いてあると言ってるだろ」
ニヤリと笑っているリク
ヒトミ「ひぃーー(゜m゜;)」
コンコン 扉の音
リク「入れ」
扉開く
従者「お待たせいたしました、お食事をお持ちいたしました。」
リク「そこに置いて、下がれ」
従者「かしこまりました。」
従者出ていく
リク「さぁーてと」
リクが食事を持ってこちらにくる
ヒトミ「????」
リク「俺が直々に食べさしてやる」
笑顔
ヒトミ「いやーご飯ぐらい一人で食べれますよー」
リク「遠慮はいらん、俺がこんなことするのは初めてだからなぁー」
ヒトミ「いやいや初めてならずっーーと置いておけばいいんじゃないでしょうか?」(誰が好きこのんであーんとかして欲しいと言った)
リク「置いておけば腐るから今から使ったほうがいいだろ?それにヒトミが嫌がってる姿も見れて最高だろ♪部下に優しい俺、最高じゃないか!」
ヒトミ「…………」
(キモチワ)
リク「今、キモチワルって思っただろ?」
笑顔だが目が恐ろしい
ヒトミ「イエイエ!そんなこと思うわけがないじゃーん」
首を全力で横にフル
リク「…………まぁいいだろ♪じゃぁー口を開けてあーん」
ヒトミ「…………やっぱり」
リク「あーん」
リクの目が恐ろしくなって行く
ヒトミ「あーん」(兄と弟にもされたことないのにぃー(泣))
拷問な食事は終わった
ヒトミはなんだかゲッソリしていた
リク「…………」
(俺はどうした?………………女相手にあーんなど食事を食べさせた………今までにこんなことはなかった!女など五月蝿い存在で自分の欲の為にまわりを犠牲にして俺に媚びる奴ばかり………俺の容姿しか見ない奴しかいない…だがヒトミは俺に興味がなく容姿も見ない…あろうことかあの態度だ 王子と知ってもあの態度・・・・悔しい気がする)
ヒトミ「お腹がいっぱい過ぎて苦しい………」
リク「ふっ」
(それに、俺が見つめても赤くならない…なんだかそれも悔しい………食事が来た瞬間ヒトミの目がキラキラして顔が赤くなるの見た瞬間俺の中の何かがキレた)
ヒトミ「Zzzzz……」
リク「寝てやがる…」
(なんなんだ、全く前々なにも通じないしイライラするこんなことは初めてだ…………ヒトミは俺の回りにいる女と違う…………)
リク「ベットまで運んでやるよ」
(軽いし、いい匂いがする…初めて会った時、俺は多分ドキドキしてヒトミに見惚れてたんだと思う。黒髪が長く綺麗で顔も綺麗でそれで話すとバカで可愛くって、逃がさないと思ったら行動に移してた……………キスで契約………)
リク「俺のものだ」
(逃がさない………やっと出会えた俺の初じめての恋だ……振り向かしてやるよ………ヒトミ)
初恋をしてしまった王子の受難はまだまだ続くのであった………