記録54 崩落する橋
すんごい久しぶりですね。
「早くしろ!」勇輝が言う。
5両目からはゾンビが押し寄せて来る。
「扉を閉めろ!」自衛隊員が言う。
「くそったれ!!」勇輝がゾンビに向かってM16A1を乱射する。
ダダダダダダダ
ゾンビが数体倒れるが後ろからは続々とゾンビが押し寄せて来る。
「そんなことしたって無駄よ!早く先頭車両に逃げましょう!」百合が言う。
勇輝達は先頭車両に向かい始めた。
ゾンビ達は4両目の扉に詰まっていた。
勇輝達や、自衛隊員達は3両目に来た。
「このままだと列車が県外に出てバイオハザード(生物災害)が起きるぞ!」清太が言う。
「とにかく列車を停めよう!」幸子が言う。
「列車を止めてください!」夏海が近くの自衛隊員に言う。
「お、おう!」自衛隊員は先頭車両に向かった。
バラララララララ
「ヘリ?」七奈美が言う。
「なんか妙に音が近く聞こえるんだけど………」夏海が言う。
智美が電車の窓を開けて外を見る。
「あ!」智美が言う。
「どうした?」勇輝が聞く。
智美が電車の座席に座る。
「KANAMEの屋上で見た戦闘ヘリが飛んでる……」智美が言う。
ダララララララララ
突然、電車に銃弾の雨が降る。
「キャアアアアア!」
「わぁぁぁぁぁぁ!」
周りの自衛隊員も頭をかばうようにして伏せている。
電車に攻撃しているヘリは千秋が操縦する自衛隊カラーのAHー1コブラだった。
「あはははは!無事にここから逃がすわけねぇだろうがよぉ!」千秋は操縦桿のボタンを押す。
ダララララララララ
再び電車に銃弾の雨が降る。
車体には所々に穴が開いてる。
「これで終わりよ!地獄に落ちなさい!」千秋は操縦桿の別のボタンを押す。
バシュッ
AHー1コブラについているTOW対戦車ミサイル発射機が全弾発射される。
ミサイルは一直線に手取川に架かる北陸本線の橋に命中する。
ドゴォォォォン
橋が崩落して増水した川に落ちる。
「川に列車が落ちる!列車を止めて!」百合が近くの自衛隊員に言う。
「くそッ!さっきの隊員はどうした!」自衛隊員が言う。
「俺が行ってくる!」清太が先頭車両に走る。
清太は先頭車両に向かった。
すると、途中で列車を止めるために向かった自衛隊員が背中から大量の血を流して倒れていた。
上には穴が開いていた。
(弾が当たったんだな。)清太は先頭車両に走る。
そして、運転席につく。
運転席への扉を開けるが、そこには血だらけの運転手がいた。
「ここもか!」清太はすぐに列車に急ブレーキをかける。
キキーーーーー
列車の速度が落ちていくが、崩落した橋までもうすぐだった。
「止まれよ!!」清太が言う。
勇輝達はヘリに銃を撃っていた。
「しぶとい奴だ!」勇輝がM16A1を撃つがびくともしない。
「何か強力な武器は無いの!?」七奈美が周りを見る。
すると、電車の座席にM4カービンのグレネードランチャーがついているのが置いてあった。
「勇輝これ!」七奈美が勇輝に渡す。
「グレポンついてんじゃねぇか!」勇輝が言う。
キキーーーーー
急に電車に急ブレーキがかかる。
「くそ!」勇輝はすぐにグレネードランチャーを撃った。
ポン
グレネードランチャーはヘリに当たる。
「ッしゃあ!」勇輝が言う。
電車も気がつくと止まっており、崩落した場所までギリギリだった。
「助かった~。」勇輝が言う。
「ふ~~。」幸子が言う。
七奈美が外を見る。
「…………ねぇ、あのヘリこっちに墜落してきてない?」七奈美が言う。
勇輝が外を見るとコブラがこちらに向かって墜落してきていた。
「逃げろ!」勇輝が言う。
ドゴォォォォン
墜落したヘリは電車が止まっている橋に衝突する。
橋が完全に崩落を始めた。
「うわぁぁぁぁ!」
「キャアアアアア!」
「くそがぁぁ!」
電車は橋と共に増水した手取川に落ちる。
感想はいつでも待ってます。