記録51 重い雨
一週間に一回になりますが勘弁してください。
勇輝達は金沢駅に向かう大通りを進んでいた。
ダダダダダダダ
ドンドンドン
それぞれが持っている銃が火を吹く。
「ゾンビ集まり過ぎだろ!」勇輝はそう言いながらM16A1を撃つ。
「知らないわよ!」七奈美が言う。
車がぎっしりと乗り捨ててあり、車の間を縫うようにして進んでいてなかなか進めない。
パリン
「ひゃっ!」夏海が驚く。
車の中に居たゾンビが車のパワーウィンドウを割ったのだ。
「この!」夏海はそのゾンビにAKー47を撃つ。
ダン
車の中に血が飛び散る。
「無駄に使わない!」百合が言う。
「すいません!」夏海が言う。
勇輝達が進むが一向にゾンビは減る気配がない。
「本当に電車は止まってるんですか!?」勇輝が言う。
「知らないわよ!その時のお楽しみ!」百合が言う。
「なんだよそれ!」勇輝が言う。
すると、突然智美が何かにつまずいた。
「わわっ!」智美が言う。
「どうしたの?」幸子が聞く。
「何かにつまずいた見たいで………」智美が足元を見ると糸が車の下を潜るように張られていた。
「何かな?」幸子が言う。
「さぁ?」智美が言う。
「二人とも行くよ!」百合が言う。
「はーい!」幸子が言う。
二人は少し離れてしまった勇輝達の所に走って戻った。
その頃KANAME金沢支社の屋上では千秋が肩を押さえていた。
ピー、ピー
一定の感覚でアラームが鳴る。
千秋は痛みをこらえてポケットから機械を出す。
機械はボタンが1つと、赤いランプがついているだけのシンプルなものだった。
赤いランプは一定の感覚で着いたり消えたりしていた。
千秋がニヤリと笑う。
「奥の手を用意しといて正解だったわ。」千秋が言う。
ボタンに指を置く。
「死ね。」千秋がそう言うとボタンを押した。
勇輝達は休まずに進んでいた。
ピッピッ
「………何かに聴こえませんでした?」勇輝が言う。
「別に何も?」夏海が言う。
「どうしたの?」百合が目の前の敵をデザートイーグルで倒して言う。
事前にデザートイーグルは智美が二丁持っていたが百合に1つ渡していた。
ピッピッ
「こっちだ!」勇輝が近くの雑居ビルに向かう。
この時ゾンビは少なかった。
百合達は辺りを警戒していた。
「たしかここら辺から………」勇輝がビルの一階のコンビニに入る。
中には頭を撃ち抜かれたゾンビが倒れていた。
そしてすぐ目の前にこたつぐらいの段ボールが置いてあった。
「なんだこれ?」勇輝が開けてみる。
すると、中には「plastic BOM」と書いてあるものがびっしりと入っており真ん中に赤いランプがあった。
赤いランプは一定の感覚で着いたり消えたりしていた。
「ヤバイ!」勇輝はコンビニから飛び出る。
コンビニから出る。
「ゆーくんどうしたの?」幸子が聞く。
「みんな何かの影に隠れろ!爆弾が仕掛けてある!」勇輝は走りながら言う。
幸子達はすぐに近くの放置車両の影に隠れる。
勇輝も近くの放置車両に隠れる。
ドォォォォォォォォン
大きな爆発が起こる。
爆発は隣の雑居ビルやパーキングにも起こっていた。
「わぁぁぁ!」勇輝が言う。
「きゃぁぁぁ!」夏海が言う。
爆発が治まり勇輝達が立ち上がる。
「何よ……いきなり………」七奈美が言う。
「怪我はない?」百合が聞く。
「大丈夫です。」勇輝が言う。
ゴゴゴゴゴゴ
「今度は何!?」智美が言う。
「あ……あれ!」幸子が爆発したビルを指差す。
全員がビルを見ると、ビルがこちらに倒れてきている。
ゴゴゴゴゴゴ
「伏せろ!」勇輝が言う。
その場で頭をかばうように伏せた。
雑居ビルやパーキングが倒れてくる。
しかし、向かい側のビルに引っ掛かり倒れては来なかった。
「助かった~。」七奈美が言う。
立ち上がる。
「危なかったわね。」百合が言う。
ドズン
「え……?」百合の横の放置車両にコピー機が落ちてきた。
上を見ると、ガラス窓に事務机等が引っ掛かっていた。
「みんな走って!」百合が言う。
すると、上から色々な物が降ってきた。
コピー機、パソコン、事務机、ロッカーが勇輝達の上に雨のように降る。
ロッカーにゾンビが潰される。
グシャァ
放置車両にホワイトボードが落ちる。
ドゴン
勇輝達は上にも気をつけて走る。
そして何とか抜け出すことができたて。
「ふ~~。」勇輝達が息を整える。
ガシャン!!
突然音がした方を見ると、パーキングから車が落ちてきていた。
その場で全員が口を開けて唖然としていた。
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