記録48 武器保管室
新たな登場人物なし。
一方、勇輝もKANAME金沢支社の通路を走っていた。
「ゼェ…ハァ…ゼェ…ハァ……」勇輝は息を切らしていた。
目の前に分かれ道が見える。
「別れ………ゼェハァ……」勇輝が言う。
すると、分かれ道の右から足音が聞こえる。
勇輝はクロスボウに矢を装填して弦を引く。
「フゥ………」勇輝は息を整える。
人影が急に飛び出してきた。
バシュッ
矢は人影からそれて後ろの壁に突き刺さる。
「わっ!」飛び出してきた人影が驚く。
「きゃっ!」人影は二人いた。
「……………夏海と、七奈美?」勇輝が言う。
「勇輝!?」七奈美が言う。
「何でこんなところに?」勇輝が聞く。
「それより何で殺そうとしたのよ!」夏海が言う。
「敵かと思って………」勇輝が言う。
「んな訳無いでしょ!」七奈美が言う。
「んで、何でお前ら二人は一緒にいるんだよ?」勇輝が聞く。
「途中で通路が合流していたのよ。成果があったのは七奈美の方で、階段があったくらい。」夏海が言う。
「へぇ~。」勇輝が言う。
「とにかく先に進みましょう。ゆっくりとしている場合じゃ無いからね。」夏海が言う。
「それじゃあ行くか。」勇輝が言う。
勇輝達がしばらく進むと、幸子達と同じように一つの部屋にぶち当たった。
プレートには「武器保管室」と書いてあった。
「ラッキー。」勇輝が言う。
鍵はかかっておらずに簡単に入ることが出来た。
中にはロッカーが並んでおり、ロッカーの中には水平二連式散弾銃や、上下二連式散弾銃、AKー47が入っていたが、ほとんどが空っぽだった。
「少ないな。」勇輝が言う。
「無いよりはマシなんじゃない?」七奈美が言う。
「そうだな。人数の分だけ持って一回ロビーに帰るか。」勇輝が言う。
「そうしよう。」夏海が言う。
勇輝達も、幸子達と同じくロビーに戻ることにした。
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