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記録28 空港事故

新たな登場人物なし。

勇輝がインターネットをしている間も、勇輝の部屋の前の風呂場からは女子達の声が聞こえる。


「熱いっ!」

「どこ触ってるんですか!」

「減るもんじゃ無いじゃんか~」

「そうですよ。」

「相田まで!?」

「お嫁に行けない……」


「なんつー会話だよ………」勇輝が言う。

ネットではまだ書き込みが沢山来ているが、ほとんどが雑談だ。


名前、マズ

なんかSFみたいだな……


名前、がいた

ホントだよ、バカヤロー!


名前、ジョイント

自衛隊に出動が急にかかった……


名前、ゴキブリ

乙ww


名前、労力

お疲れ。


名前、押す

頑張ってこい!



勇輝はブラウン管型のパソコンのディスプレイの電源を切る。

(これ以上は期待出来ないな。)勇輝はそう思うと、部屋から出ようとドアを開ける。


ドン


何と思いっきりぶつかる。

「イテテテ……」勇輝は尻餅をついてしまった。

勇輝がそっと目を開けると、


え?という顔をした遥が体にバスタオルを一枚巻いていた。

その目には涙がにじんでいた。

「いや………これは事故で………」勇輝の弁解もむなしく、勇輝の横腹にキックがはいる。


ドス


「ゲフゥ!」勇輝は蹴られた横腹を押さえて苦しむ。

遥は脱衣所にダッシュで戻り、ドアを勢いよく締めた。






勇輝はリビングのソファーでテレビを見ていた。

すると、女子達が風呂からあがって来る。

遥が真っ先に勇輝に言う。

「さっきはごめんなさい………」

勇輝は手を降りながら「良いですよ。」と言う。


そのあと七奈美が真相を教えてくれた。

夏海がふざけて遥に抱きつこうとしたところ、遥がドアを開けて逃げる、そしてその目の前に勇輝がいた。


「んじゃ次は俺ですね。」直也がワクワクしながら言う。

「あ、安心して、湯はかえたから。」七奈美が言う。

「えー!貧乳のくせに!」直也が言う。

直也はそのあと七奈美にビンタを喰らったのは言うまでもない事だった。


男はちゃんと別々に風呂に入った。


最後の勇輝が風呂から出ると、勇輝以外の人はテレビに釘付けだった。


『速報です!現在、小松空港で事故があった模様です!いま入ってきている情報によりますと、飛行機が一機ターミナルビルに衝突、炎上したとの事です。現在、これにより小松空港は使用できない状態になり、復旧のメドもたっていません。なお、能登空港とも、現在、連絡が取れてない模様です。』


「ついに来たね。」幸子が言う。

「あとは、車か、鉄道しか無いな。」勇輝が言う。

「救助は?」智美が言う。

「期待しない方が良いぞ。多分、石川県の人口の半分はゾンビになってるだろうから、自衛隊が来ても難しいかな。」勇輝が言う。

勇輝はすぐに自分の部屋に戻ると、ディスプレイをつける。

幸子や、七奈美、直也、智美がついてくる。

いま開かれているページを見て七奈美が言う。

「まさかとは思うけど、運営者?」七奈美が聞く。

「そうだけど、何か問題でも?」勇輝が言う。

「………あたしもそのサイトの会員なのよ。」七奈美が言う。

「嘘だろ!?」勇輝が言う。


勇輝は最後に市民体育館での事を何気に携帯電話で撮影していたので、サイトに乗せることにした。

すると、すぐにこんな書き込みが来た。


名前、ゴキブリ

これって……歌ってみたのAさんじゃねぇ?


名前、ふこ

あ~、あの女子中学生だろ。


名前、ジョイント

てか、本人じゃねぇの?


勇輝は後ろにいた智美に質問する。

「お前、歌ってみた投稿してるな。しかも、Aさんだな。」勇輝が聞く。

それに智美はうなずいた。

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