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記録25 両親

田中 尚三(たなか しょうぞう)

石川県庁の清掃員


身長180㎝ 体重89㎏


今回の異変の時にすぐに帰ってきたが、帰宅途中に感染者(ゾンビ)に噛まれて感染、自宅マンションにて、発症。

家庭的で家族思い。

アウトドアが好きで、夏休みには、勇輝を無理矢理連れてキャンプに家族で行く。




田中 歩(たなか あゆみ)

専業主婦


身長156㎝ 体重50㎏


今回の、異変では噛まれて帰ってきた夫、尚三に噛まれて感染。

何でもこなしてしまう恐ろしい専業主婦。

しかし、ゴキブリは苦手。

近所との付き合いも良く、評判は良い。

勇輝がマンション入口の暗証番号を入力するパネルに向かう。

「4975と……」勇輝がパネルを操作する。

自動ドアが開く。


「いくぞ。」勇輝が言う。

マンションのエントランスは暖房が効いており、暖かかった。

「暖かい………」智美が言う。

「おい、中島。」勇輝が言う。

「何でしょうか?」直也が言う。

「そこの管理人室からウィンチだっけ……?まぁいいや、レバーみたいなのがあるからそれを持ってこい。」勇輝が言う。

直也はすぐにエントランスにある管理人室からウィンチを持ってきた。

「それで何するの?」七奈美が聞く。

「階段のシャッターを閉める。」勇輝が言う。

「何で閉めるのよ?」遥が聞く。

「ゾンビはバカだからエレベーターは使えないだろ。」勇輝はエントランス横の階段に向かうと、ウィンチをはめて回し始めた。


金属が擦れる音と共にシャッターが降りてくる。

そして、シャッターを完全に閉めた。

「これで上の階に行くには閉ざされている非常階段か、エレベーターしか無いな。」勇輝はウィンチを持って言う。

「正面からは?」遥が聞く。

「大丈夫じゃないか?確かここのマンションを作った人が異常で、防弾ガラスになってるんだからな。」勇輝が自動ドアを見て言う。

「ある意味凄い。」夏海が言う。


「次はエレベーターか……」勇輝が言う。

「そうね………エレベーターね………」幸子も言う。

「一体どうしたんですか?」智美が聞く。

「いや、前キールを体験したときに、エレベーターから大量のゾンビが出てきてな。結構トラウマなんだよ。」勇輝が言う。

「私はそのシーンをDVDで見ちゃったから。」幸子が言う。

「へぇー。」七奈美が言う。

「押すわね。」遥がエレベーターのボタンを押す。

エレベーターは二階から降りてくる。


チン


エレベーターが開く。

しかし、中には誰もいなかった。

「誰も居ないじゃん。」七奈美が言う。

「良かった~。」勇輝が安心する。

その場にいた全員がエレベーターに乗る。

「何階?」七奈美が聞く。

「最上階の4階。」勇輝が言う。

七奈美は4のボタンを押す。

エレベーターが上がり始める。


チン


ドアが開く。

ゾンビは居ない。

勇輝の部屋は角で、406号室だった。

扉の前に立つと、勇輝はポケットから財布を取りだし、小銭入れから鍵を取り出す。

「………ここは、悪いけどお前らに任せるぞ。」勇輝は鍵を開ける。

先行するのは幸子に決まったらしい。

「いくぞ。」勇輝がドアを開ける。



ドアを開けると、勇輝の母親とみられるゾンビが早速こちらに向かってくる。

幸子はなにも言わずにUZIを構えて撃つ。


タン


頭に命中した。

その後ろには勇輝の父親のゾンビがいた。

幸子はそのゾンビにも弾を放つ。


タン


あっけなくゾンビは倒されてしまった。

「頼んでばかり悪いんだけど、オヤジと母さんを寝室に運ぶの手伝ってくれ。それと、血も綺麗にしてください。」勇輝が言う。

みんなは無言で頼まれたことを始めた。



結局、勇輝の両親の寝室に遺体を運び、その部屋は封印した。

床や、壁についていた血も綺麗に拭き取った。

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