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記録21 武器入手

叫ぶゾンビ(本名 佐藤 朝美(さとう あさみ))

スーパー「ひまわり」に勤務


身長159㎝ 体重59㎏


どこにでもいる20代の女性。

自慢はサラサラのストレートヘアー。

彼氏募集中らしい。

今回の異変では、スーパーに入ってきたゾンビに噛まれて感染、突然変異を起こしたと見られる。

勇輝達が防護服を着て倒れている男たちに向かって慎重に進んでいく。

周りには頭に銃弾を受けたゾンビや、全身蜂の巣にされているゾンビが倒れている。

そして、横転しているワンボックスカーの近くに来る。


「何かおかしくない?」七奈美が言う。

「どこがだ?」勇輝が言う。

「本当だ。」夏海も言う。

「だから何なんだよ。」勇輝が言う。

「見てわかんないの?どこも噛まれてないじゃない。」七奈美が言う。

防護服を着た男達は確かに死んではいるがどこにも噛まれた痕がなく、擦り傷もない。

「どうなってるの?」幸子が言う。

「あ……!」智美が横転しているワンボックスカーを指差す。

「今度は何?」遥が言う。

智美が指差す先にはワンボックスカーの車体の後部に「KANAME」というステッカーが貼ってあった。

「このパターンって……」直也が言う。

「みんな、こっちに来て。」いつの間にか七奈美が反対側にいた。

全員横転しているワンボックスカーの反対に回る。

「これは………」勇輝は目を疑う。

そこには、拳銃やサブマシンガンが何個か落ちていた。そして、その周りには空薬莢がたくさん落ちている。

「確定ね。」幸子が言う。

「それは見てわかる。」勇輝が言う。

「今はこっちね。」遥が一丁のサブマシンガンを手に取る。

「あ、それは多分、IMI社のUZIですね。」勇輝が言う。

「さっすが武器オタじゃん。」幸子が言う。

「うるさいな。……見た感じ装弾数は32発ですね。」勇輝が言う。

「……これは?」夏海がマグナムを拾う。

「……コルトパイソンの6インチじゃないかな?」勇輝は自信なさげに言う。

「最後になるかな?」遥が拳銃を見せる。

「それは幸子でも分かるな。」勇輝が幸子にふる。

「あぁ、それね。確か、グロック17だったっけ?」幸子が言う。

「正解だな。」勇輝が言う。

「キール体験者は良いね。」遥がグロック17に引き金に手をかけながら言う。

「ちょっと大原さん。引き金に手をかけないでください。誤射でもしたら大事ですよ。」勇輝が言う。

「ごめんごめん。」遥はグロック17を勇輝に渡した。

「車の中にも有りそうですね。」直也が言う。

「探してみるか。」勇輝が言う。

勇輝達は横転しているワンボックスカーにまだ銃が無いか探した。



結局、見つけれたのは、UZI二丁、マガジンは全部で3つ。

グロック17二丁、マガジンは全部で5つ。

コルトパイソン6インチ、ひとつ。弾は全部で30発。

最後にポンプアクション式のイカサM37一丁、弾は全部で36発。

「これだけあれば十分だろ。」勇輝が言う。

「でも、一人だけ持てませんよ。」直也が言う。

「あ、私は要らないわ。」遥が言う。

「いいんですか?」勇輝が言う。

「格闘の方が良いし、何か変なところに打っちゃいそうで……」遥は言う。

「それじゃあ、自分の武器を選びましょ。」七奈美が言う。


結局決まったのが、勇輝はコルトパイソン6インチ、七奈美はグロック17、夏海もグロック17、幸子はUZI、直也はイカサM37、最後に智美がUZIとなった。

遥は結局何も持たないのは危険とみんなから言われて伸縮式警棒を持たされた。


「これじゃあ、テロリストみたい。」幸子が言う。

「ナンマイダ~ナンマイダ~。」夏海が防護服を着た死体に向かって手を合わせる。

「良いから行くぞ。」勇輝が言う。

勇輝が幸子の肩を掴んだとき、耳を引き裂かれるような高音が響き渡る。


キャァァァァァァァァァァァァァァ!!!


全員その場で耳を押さえて苦しむ。

「なんだこれ!耳がいてぇ!」勇輝は耳を押さえて言う。

「頭が痛い!」七奈美が言う。

他の人も同じ反応だった。


ガシャン


パリン


どこからか微かにガラスが割れる音がする。

しばらくしておさまる。

「何……?」智美が音のした方を見ると、

そこには、白い服を着た女性が立っており、右の横腹からは出血していた。


その女性は再び口を開ける。


そして叫ぶ。


キャァァァァァァァァァァァァァァ!!!!


再び勇輝達を耳を引き裂かれるような高音が襲う。

ついにはゾンビの事まで……


感想をよろしくお願いいたします。

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