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記録1 友

前田 清太(まえだ せいた)

石川県立鶴来高等学校 1年2組 普通科

部活 陸上部(短距離)


身長168㎝ 体重59㎏


勇輝と仲が良い。

学力は学年のかなり下。

体力はかなりのもの。

オタクであり、勇輝と話が合うことがよくある。

留年の危機。

ガタンゴトンガタンゴトン


電車が音と共に揺れる。

電車には通勤、通学の客がそれなりに座っていて次の駅で乗ってきた人は座れないだろうというほどだった。

勇輝はスマートフォンを取り出し、ニュースを見始めた。


「石川県輪島市で猟奇殺人事件」

「相継ぐ猟奇殺人事件」などほとんどが同じ、ニュースだった。

そのうちのひとつを見ることにした。


「石川県輪島市で殺人事件 石川県輪島市で殺人事件が発生。被害者は市内に住む会社員の男性で、喉元を噛まれており出血性ショックで死亡。その後、死体は犯人と思われる人物により食べられていた事が警察への取材でわかっています。なお、犯人は動物との見方も強まってきています。」


勇輝は心のなかで(ゾンビかよ)と突っ込んでいた。

気がつくと次の駅の馬替駅(まがえ)についていた。


プシューー


ドアが開く。

学生やスーツ姿の人が乗り込んでくる。

運転手が誰もドアに駆け込んでくるような人がいないことを確認してドアを閉める。


プシューー


周りでは女子の笑い声が聞こえる。

勇輝はイヤホンを取り出した。そして、曲を聞き出した。

しばらくすると電車が止まる。

今度は額住宅駅(ぬかじゅうたく)につく。

ここは比較的他の駅より学生が多く乗る。

勇輝の前に一人の男子生徒が来た。

「おい。田中。」そう言いながら勇輝がつけているイヤホンを外した。

「なんだよ。せっかくの精神集中してるのに。」勇輝は不満そうに言う。

「せめて方一歩はずせよ。」清太が言う。

その時、近くに席を探しているお婆さんがいた。

「どうぞ。」勇輝は席を譲った。

「どうもありがとう。」そう言いながらお婆さんは座った。

二人は開かない真ん中のドアに行った。


「ニュース見たか?」清太が聴いてくる。

「ってかそればっかりじゃん。」勇輝はため息をつく。

「ゾンビ見たいだな。」冗談っぽく言う。

「よしてくれよ。俺は、ゲームで十分だ。」勇輝が言う。

「そうだな。」清太が言う。

二人は無言になる。

電車は日御子(ひのみこ)の駅につく。

ここでほとんどの生徒は電車から降りる。

少数の生徒は鶴来駅まで乗る。

勇輝はここで降りる。

清太も降りる。


「宿題やったか?」勇輝が聴いてくる。

「しゅくだい?どこの言葉だい?」清太が言う。

「留年するぞ。」勇輝が冷たく言う。

そんなたわいもない話をしていると学校についた。

学校の前では先生方が服装チェックをしていた。

しかし、清太と勇輝は顔パス状態ですんなり通りすぎる。

その後ろではシャツだしをしていた生徒が止められていく。

勇輝は下駄箱兼ロッカーをあける。

中には教科書がおいてある。ほとんどの生徒はこのロッカーに教科書を置いていく。

サンダルに履き替える。(サンダルが内履き、体育などはシューズに変える)

おき勉していた教科書を抱えて教室に向かう。


ガラッ


勇輝はドアを開けた。

感想よろしくお願いいたします。

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