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記録15 冗談

新たな登場人物なし。

車は通りをひたすら走る。

事故車両や放置車両は昼間にこの事が起きたので比較的車は少ない。

ゾンビもそこまでは多くはないが、それなりにいた。


「これからどうするのよ。」七奈美が聞く。

「ちょっとだけ、用事があるんだが良いか?」勇輝は運転しながら言う。

「良いけど、用事って何?」遥が聞く。

「今の俺にとって大切な人だ。」勇輝が言う。

「彼女?」七奈美が言う。

「もう少し遠回しに言うとか出来ないのか?」勇輝が言う。

「今聞いてるのは彼女かどうか。」七奈美が言う。

「………そうだよ。」勇輝は言う。

「マジ!?田中に彼女何ているの!?その人可愛そう。」七奈美が言う。

「ここで降ろすぞ。」勇輝が言う。

「意外~。本当に可愛そうだね。」遥も言う。

「ここで降りろ。」勇輝が言う。

怒りをぶつけるかのように勇輝は車でゾンビを引く。


ドン


「それで?どこにいるの?」七奈美が言う。

「明倫。」勇輝が言う明倫とは石川県立野々市明倫(めいりん)高等学校の事で、石川県野々市市での唯一の高校だ。ランクは県内では真ん中からちょっと下位である。

「田中より頭が良いんだね。」遥が言う。

「そうですね。」勇輝は完全に棒読みをした。

気がつくと、野々市市役所の建物が見えていた。

「ひとまず市役所で休みましょう。」遥が言う。

車は野々市の中心街に来ていた。

ここにはスーパー、レンタルビデオ、電気屋、自転車屋がある。休日ともなれば、ここら辺は渋滞している。

「ここら辺はゾンビが少ないね。」七奈美が言う。

「ってか、いないだろ。」勇輝が言う。

確かにゾンビはいないが、駐車場にはドアが開けっぱなしの車や、玉突き事故を起こしている車が目立った。

市役所に近づくと、赤い何かが光っていることに気がつく。

「パトカー?」遥が聞く。

「そうだろうな。」勇輝が言う。

「あ!」勇輝は急に車を止める。

「きゃっ!」七奈美が前の運転席のシートに頭をぶつける。

「きゃぁ!」同じように遥も徐っ席に頭をぶつける。

「何で急に止まるのよ!」七奈美が言う。

「いや……これじゃあ俺が無免許運転、自動車窃盗で捕まるかも知れないから……」勇輝が言う。

「大丈夫よ!私たちが説得するって!いざというときには色気でも使うから。」七奈美が自信満々に言う。

「貧乳なのにか?」勇輝が言う。


ドゴ


勇輝は七奈美に後頭部を思いっきりグーで殴られた。

「さっさと行きなさい!」七奈美が言う。

「はーい。」勇輝は後頭部をさすりながら言う。

車は再び動き出した。






市役所の前に来ると、やはり警察が誘導していた。

誘導されるまま進むと、市役所の一角の空いている駐車場に車を止めるように誘導された。

テントが何個も建っている駐車場からはかなりの視線が感じられた。

一人の警察官が駆け寄ってきた。


短いかもしれないですが、勘弁してください。

感想をよろしくお願いいたします。

( ̄▽ ̄)ゞ

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