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記録13 銃声

水平二連式散弾銃を持ったヤクザ(本名 相澤 隆一郎(あいざわ りゅういちろう))

暴力団中崎組員


身長180㎝ 体重89㎏


中崎組のしたっぱであり、色々コキ使われている。

最近コキ使われているのが嫌になってきていた。

勇輝に引かれたあと、変電所に侵入してきたゾンビの大群により死んだらしい。

根は優しい。



暴力団中崎組


日本全域で活動中


何気に地域に貢献しており、ゴミ拾いや、町の見回りをしていてなかなか憎めない存在である。

さらには、海外の発展途上国に2億円寄付したことでも有名である。

今回変電所に来たのは、したっぱ連中で日頃から悪いことをしており、幹部から怒られている。

日が上る前に起きたのは七奈美だった。

「今何時よ……」七奈美は携帯電話で時間を見る。

携帯電話の時計は5時36分を表示していた。

その時間はいつも七奈美が起きる時間帯だった。

周りを見ると、勇輝が運転席で寝ていた。

七奈美の横では口をポカーンと開けて遥が寝ている。

外ではまだヤクザ達が強奪した食糧でどんちゃん騒ぎをしていた。

他の人達は自分の車の中で寝ている様子だった。

「夢じゃなかった………」七奈美は残念そうに言う。

すると、遥が目を覚ます。

「あ、起きてたんだ。」遥は両手を伸ばして「ん~~~」と言っている。

「いつもは起きてるんで。」七奈美が言う。

「そっか。早起きなんだね。」遥が言う。

しばし無言の状態が続く。

聞こえるのは外で、どんちゃん騒ぎをしているヤクザ達と車内から聞こえる勇輝の寝息だけだった。

「よく寝ていられるね。」遥は勇輝の顔を見る。

「そうですね。こんな状況でと思いますね。」七奈美が言う。

二人はやることがないので外を見て、ヤクザ達を見ることにした。

ヤクザ達は、腹躍りをしている者や、爆睡しているものまで色々いた。


しばらくすると、一人の中年男性が銀色のセダン車から降りてヤクザ達の所へ向かった。

「何だろう?」七奈美が言う。

さらにしばらくすると、何か言い合っている。

すると、怒っていたヤクザの一人が水平二連式散弾銃を中年男性に向かって撃った。


ドン


中年男性は腹部に散弾をくらい、少しだけ飛んだ。そして、地面に倒れこむ。

「!!」七奈美と遥は驚く。

銃声に気がついたのか、勇輝も起きていた。

「最悪の事態だな。」勇輝はそう言うと、ダッシュボードに隠していたS&W M37を取り出す。

周りでは、次々と車のエンジンがかかり、変電所から出ていく。

「私たちも逃げよ!」遥が言う。

「そんなことは分かってます!」勇輝が車のエンジンをかける。

目の前では、キレて収集がつかなくなったヤクザの一人を止めようと他のヤクザが止めにかかるが、次々と水平二連式で撃たれていく。

ついに、ヤクザ達が逃げ出して、変電所には勇輝達と水平二連式を持ったヤクザが一人となった。

「この状況不味いよ!」七奈美が言う。

「そんなことは分かってる!………かかれよ!ポンコツが!」勇輝はエンジンをかけるが、キュルルルルという音がするだけでエンジンがかからない。

水平二連式を持ったヤクザがこちらに迫ってくる。

「来た!早く!」遥が言う。


ドルゥン


エンジンがかかる。

「伏せてろ!」勇輝はそう言うと、アクセルを踏む。

車は猛スピードで水平二連式を持ったヤクザに向かっていく。

男は慌てて水平二連式を放つ。


ドン


バリン


フロントガラスの右上の端に蜘蛛の巣状のヒビが入る。

「コノヤロぉ!」勇輝はさらにアクセルを踏む。


ドン


「グギャ」

勇輝は水平二連式を持ったヤクザを引いた。

「このままここを出る!」勇輝はそう言うと変電所を出る。

変電所に誘導していたパトカーは一台も止まっていなかった。

「鶴来街道から行きます。」勇輝は鶴来街道に向かった。







車は鶴来街道に出る。

鶴来街道には放置車両や事故車両があったが、進めないほどではなかった。

車は金沢方面に走る。

次第に池田病院が見えてくる。

池田病院は横にある老人ホームと協力しており、普通に、緊急手術も受けれる。

しかし、池田病院は炎に包まれており、駐車場には大量のゾンビが居たのでスルーすることにした。

「野々市にはもう入ってるぞ。」勇輝が言う。

車はさらに鶴来街道を進む。

何で作者はモブキャラまで設定をきちんとするんでしょうね。


感想をよろしくお願いいたします。

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