表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/67

記録11 おにぎり

新たな登場人物なし。

勇輝達は今変電所にいる。

変電所は周りを金網でぐるっと囲まれており、外から人間が忍び込むのも困難だ。

変電所は緊急の避難場所なのか、住民と思われる人がいる。

みんなは、自分の車の中で休んでいるようだった。

勇輝達もワゴン車の中で休んでいた。

「今日はここに泊まるの?」七奈美が聞く。

「ビミョーな所だな。」勇輝が言う。

「今日はここで一夜過ごしましょう。」遥が提案する。

太陽を見るともはや、夕方になって太陽は真っ赤だった。

「そうだな。夜は危険だし、ここなら警官が守ってくれる。」勇輝が運転席のシートを倒す。

「ちょっ………狭い。」後ろにいた七奈美が言う。

「あぁ、悪い悪い。」勇輝はシートを起こす。


グゥ~~~


勇輝の腹が鳴る。

「なんか食べもン取ってくれ。」勇輝が頼む。

「んじゃこれ。」遥が差し出したのは、コンビニで拝借した鮭おにぎりと、豚生姜焼きおにぎりだった。

勇輝は受けとるとすぐに食べ始めた。

「そういえば、昼飯食べてないんだっけ?」勇輝が言う。

「そうよ。3限目で返されたし、お弁当も学校に置いてきちゃったし。」七奈美が言う。

勇輝は早くも鮭おにぎりを食べきっている。

七奈美と遥もおにぎりを食べ始める。

「意外と美味しい。」遥が言う。

「おかか、何気にハマるかも。」七奈美が言う。

勇輝達はおにぎりを食べきってしまった。

「後何が残っているんだ?」勇輝が聞く。

「後は~~。」七奈美が後ろに積まれている段ボールをさぐる。

「お菓子とインスタントラーメンぐらい。」七奈美が言う。

「そうか。」勇輝が言う。

「………何だか一気に暗くなったわね。」遥が外を見て言う。

「そりゃ冬ですもん。」勇輝が言う。

「お腹一杯になったら眠くなってきちゃった。」遥があくびをする。

「まだ6時ですよ。」勇輝が言う。

「何かあったら起こしてね。」遥はそう言うと目をつぶってしまった。

すぐにスースーという寝息が聞こえる。

「マジで寝たのかよ。」勇輝が言う。

「小鳥遊、お前は寝てないよな。」勇輝が後ろを向いて言う。

「…………。」

「小鳥遊も寝たのかよ。」勇輝はシートを少しだけ倒す。

周りの民家は所々電気がついている。

変電所もライトアップさてれていて明るい。

周りの車の中も静かで他の人達も寝たのだろう。

(俺も寝るかな。)

勇輝は寝る前に鍵をかけたこと、エンジンを切ったことを確認して目を閉じた。

(これが夢だったら最高なのにな。)勇輝はそんなことを思いつつ眠った。













ドドドドドドド


勇輝は目を覚ました。

七奈美と遥も目を覚ました。

「なんの音?」七奈美が寝ぼけている。

それもそのはず、今は0時49分だから。

「車のエンジン音だな。………一台だけじゃ無いな。」勇輝はシートを起こす。

ドンドン、エンジン音は近づいてくる。

すると、車のヘッドライトが光って見えた。

変電所に黒いセダン車が2台入って来た。


更新遅くなってすいません。


感想をよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ