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「実戦…ですか?」

ロザールさんが緊張した面持ちで問い返す。

「うむ」ジェイクさんは頷いた。「この近くに『愛眼』の執行者の一人がアジトを構えておるという情報を掴んだ。これ以上ない稽古相手じゃろう」

『愛眼』の執行者。その言葉に私達の体に緊張が走る。

私の脳裏にキミシダイ帝国での絶望的な光景が蘇った。偽物の父に胸を貫かれたウオの姿。そして彼が大魔王へと変貌してしまったあの瞬間。あの悪夢の元凶である者たちと今から私達は戦うのだ。

「相手の名はダイン。『沈黙』のダインと呼ばれておる」ジェイクさんは続けた。「『愛眼』の中でもかなりの実力の持ち主と聞く。残忍で用心深い男じゃ。おそらくアジトには強力な部下が大勢控えとるじゃろう」

ダイン。その名を私達は心に刻んだ。

ゴクリと喉が鳴る。だが不思議と恐怖はなかった。この一ヶ月の過酷な修行が私達から恐怖という感情を僅かながら取り除いてくれていた。今の私達には仲間がいる。そして何よりこの伝説の勇者が傍にいてくれる。

「今からレシア達には実戦形式での稽古をしてもらう」ジェイクさんは悪戯っぽく笑った。「儂が愛眼の執行者の一人ダインのアジトに乗り込むから、レシア達にはその部下と戦ってもらう」

「ジェイクさんがダインを?」

「ああ。執行者級はちと今の若葉マークのお主らには荷が重いからのう。雑魚は任せた。儂がダインを片付けている間に、お主らも親衛隊とやらを掃除しておくのじゃ。良いな?」

「はい!」

私達は気合十分に返事をした。

もう私達はかつての無力な私達ではない。

この一ヶ月で手に入れた力を試す時が来たのだ。

ジェイクさんはそんな私達の様子を見て満足げに笑った。

「早く片付けて、俺の戦いを見に来いよ。才能の卵達よ」

その言葉に送られ私達は東の山脈へと向かった。

ダイン親衛隊本部と呼ばれるそのアジトは、古い砦を改装した物々しい建物だった。

周囲には高い城壁が巡らされいくつもの見張り櫓が設置されている。

私達は森の中に身を潜めその様子を窺っていた。

「どうやって攻め込む?」ロザールさんが声を潜めて尋ねる。

「正面から行くしかないじゃろうな」ジェイクさんが答えた。「奇襲は不可能じゃ。この砦には強力な結界が張られとる」

私の『心眼』にも砦全体を覆う禍々しい魔力の流れが見えていた。

下手に手を出せば即座に感づかれるだろう。

そう私達が作戦を練っていたその時だった。

二人の男が砦の正門へと近づいていくのが見えた。

二人ともダイン親衛隊の黒い制服を身に纏っている。

だがその歩き方、纏う雰囲気はただの兵士のものではなかった。

一切の無駄がない洗練された動き。

そしてその身から放たれる研ぎ澄まされた殺気。

その二人の姿を認めた瞬間ジェイクさんの表情が変わった。

「……ほう。あれは……」

彼は面白そうに目を細める。

「ジェイクさん知り合いですか?」

「知り合いというわけではないがな」ジェイクさんは言った。「あれはこの国の王に仕える影の部隊。王国騎士団暗殺部隊『ジーク・ザ・クラウン』の者たちじゃ」

ジーク・ザ・クラウン。

その名前にロザールさんが息を呑んだ。

「まさか……! 国王直属の最強の暗殺部隊……! なぜあんな連中がここに……?」

「おそらくダインの首を取りに来たのじゃろうな。国も奴らの動きをようやく掴んだということか」ジェイクさんは言った。「先頭を歩く長身の男が部隊長’豪剣’のラウド。その後ろにいるのが副団長’疾風’のギール。どちらも王国では知らぬ者のいない凄腕中の凄腕じゃ」

二人は何事もなく正門を通り砦の中へと入っていった。

それを見届けたジェイクさんはふうと一つ大きなため息をついた。

そのため息を見たロザールさんががっくりと肩を落とした。

「ああ…こんな精鋭の二人が入ったら、俺達の出番なんて……」

彼の気持ちは分かった。

せっかくの稽古の成果を見せる機会だったのに。王国最強の精鋭部隊に先を越されてしまったのだ。

だがジェイクさんはそんなロザールさんの肩をぽんと叩くと静かに言った。

彼のその言葉は私達の楽観的な憶測を根底から覆す、あまりにも不吉な響きを持っていた。

「三人とも、急げ」

彼は砦を真っ直ぐに見据え言った。

「恐らくあの二人は死ぬぞ」

その言葉の意味を私達が理解するのに数秒の時間を要した。

そして理解した瞬間私達の背筋を冷たい戦慄が走り抜けた。

王国最強の暗殺者たちが死ぬ?

この砦の中で一体何が待ち受けているというのか。

私達の最初の実戦は想像を絶する死地への招待状となって、幕を開けようとしていた。



第五部 ジェイク編

第四章:心眼の誓い

ジェイクさんの口から放たれた言葉は、私達の楽観的な憶測を根底から覆す、あまりにも不吉な響きを持っていた。

「三人とも、急げ」

彼は砦を真っ直ぐに見据え言った。

「恐らくあの二人は死ぬぞ」

その言葉の意味を私達が理解するのに、数秒の時間を要した。

死ぬ?

誰が?

あの、王国最強と謳われる暗殺部隊「ジーク・ザ・クラウン」の、部隊長と副団長が?

この砦の中で、たった一人の執行者に?

「……馬鹿なこと言わないでくださいよ、ジェイクさん!」

最初に沈黙を破ったのはロザールさんだった。彼の声には焦りと、そして自らが尊敬する王国の精鋭部隊を侮辱されたかのような怒りの色が混じっていた。

「あの二人が誰だか分かってるんですか!? 『豪剣』のラウドと『疾風』のギールですよ! あの二人にかかればどんな屈強な魔物だって赤子の手をひねるようなものだ! それが死ぬだなんて……ありえない!」

ロザールさんの言う通りだった。私もそう思う。私達がこれから向かおうとしていたハーメルンでも二人の武勇伝は、吟遊詩人によって歌われるほど有名だった。彼らはこの国の守護者であり、希望の象徴の一つのはずだ。

ナターシャさんも不安そうな顔でロザールさんの隣でこくこくと頷いている。

だがジェイクさんはそんな私達の反論を、静かに首を振って否定した。

「お主らはまだ分かっておらん」

彼の声はどこまでも穏やかだった。だがその穏やかさの奥には、幾多の死線を超えてきた者だけが持つ絶対的な確信が宿っていた。

「『愛眼』の執行者というのはそういう次元の存在ではない。奴らは人の理の外側におる。国が誇る最強の騎士であろうと赤子も同然じゃ」

その言葉に私はキミシダイ帝国での悪夢を鮮明に思い出した。

ウオのお母さんであるリリアさん。

彼女が放つ絶対的なまでの存在感。

そして彼女に指先一つで弄ばれた私達の無力な姿。

そうだ。ジェイクさんの言う通りだ。

私達はまだ敵の本当の恐ろしさを理解してはいなかったのかもしれない。

「ですが……!」

なおも食い下がろうとするロザールさん。

その時私の頭の中にジェイクさんの声が響いた。

『――見るのじゃ、レシア嬢』

それは稽古の時に何度も私に語りかけた彼の言葉。

『恐れるな。敵の心も仲間の心も、そして何よりもお主自身の弱さも。その全てを受け入れ見つめきった時、お主のその瞳は真の力を開花させるじゃろう』

そうだ。

私にはこの瞳がある。

臆病で非力な私に唯一授けられた力。

『心眼』。

私はゆっくりと目を閉じた。

周囲の音が遠のいていく。

風の音、木々のざわめき、そして仲間たちの不安げな呼吸の音。

それら全てが私の意識から切り離されていく。

そして私の心の奥底、魂の水面に集中する。

見えてきた。

いや感じると言った方が正しいのかもしれない。

この世界の全ての生命が放つ心の揺らぎ。

それは水面に広がる波紋のように私の心眼に映し出される。

私の隣にいるロザールさんの心。それは怒りと焦燥で激しく燃え盛る炎の波紋。

ナターシャさんの心は仲間を案じる不安で、小さく震える優しい光の波紋。

そしてジェイクさん。彼の心はまるで嵐の前の海のように静まり返っている。だがその静寂の底には途方もないほどの力が渦巻いているのが分かった。

そして私は意識を砦の中へと向けた。

結界が張られている。だが今の私の心眼はその魔力の壁を、薄皮一枚のように透過していく。

砦の中に二つの強い光が見えた。

一つは太陽のように力強く揺るぎない自信に満ちた光。’豪剣’のラウド。

もう一つは風のように鋭くそして素早く動き回る光。’疾風’のギール。

彼らの心の波紋は力強くそして一切の迷いもなかった。まさしく王国の精鋭。

その二つの光が砦の奥深くへと進んでいく。

そして遭遇した。

一つの巨大な闇と。

それは闇としか表現できなかった。

光も熱も感情も一切を飲み込む絶対的な虚無。

心の波紋がない。

ただそこにあるだけで周囲の空間を歪ませる、圧倒的な存在感だけがあった。

『沈黙』のダイン。

間違いない。あれが本体だ。

その瞬間私の心に一つの記憶が鮮烈にフラッシュバックした。

キミシダイ帝国で偽物の父に胸を貫かれたウオ。

彼を絶望から救おうと駆け寄った私。

そして私の前に立ちはだかったあの偽物の父、エミールさん。

あの時もそうだった。

私は感じていたのだ。

目の前にいるのはウオのお父さんなのに、その心は完全に空っぽだった。

温もりも感情も何もないただの人形。

あの時の感覚。

あの魂が拒絶するような違和感。

あれこそが私の心眼が本当の意味で覚醒した最初の瞬間だったのだ。

私はこの時心の底から理解した。

私のこの力は悲しみと絶望の中から生まれたのだと。

ウオを失いたくないというただその一心から。

そして私の心眼は今目の前で繰り広げられようとしている悲劇を、鮮明に映し出していた。

砦の中で二つの光が虚無の闇に突撃する。

ラウドの太陽のような一撃。

ギールの疾風のような連撃。

そのどちらもが闇に触れた瞬間、いとも容易く飲み込まれ消え失せていく。

そして闇が動いた。

闇から伸びた二本の触手が二つの光をいとも容易く捕らえた。

光が悲鳴を上げる。

心の波紋が初めて激しく乱れた。

驚愕、恐怖、そして信じられないといった感情の嵐。

『――そんな馬鹿な……! 我が剣が通じぬだと……!?』

『――速い……! 避けられない……! ぐっ……あ……!』

彼らの最後の心の叫びが私の脳内に直接響き渡る。

そして。

ぷつり、と。

まるで蝋燭の火が吹き消されるかのように、二つの光の波紋が同時に消え失せた。

後に残されたのは変わらずそこにある巨大な虚無の闇だけ。

終わった。

ジェイクさんの言った通りになった。

王国最強の暗殺者たちが本当に一瞬で……。

私は目を開いた。

顔から血の気が引いていくのが自分でも分かった。

ロザールさんとナターシャさんが心配そうに私の顔を覗き込んでいる。

「どうしたレシア? 顔が真っ青だぞ……」

「……二人とも……死にました」

私のか細い声は震えていた。

「ジェイクさんの言った通り……。砦に入った二人はもう……」

その言葉を裏付けるかのように、砦の巨大な正門がギィィ……と重い音を立ててゆっくりと開かれた。

そしてその闇の奥から一人の男が姿を現した。



闇の中から現れたその男の姿に私は息を呑んだ。

それは人狼の化け物だった。

二メートルを遥かに超える巨躯。全身を硬質な銀色の体毛が覆い、筋骨隆々の四肢には人の腕を容易く引き裂けそうな鋭い爪が生えている。逆三角形の引き締まった上半身には先ほどの戦いで付いたのであろう、二筋の真新しい傷跡があったが、それすらもこの化け物の凶暴性を引き立てる勲章のように見えた。

顔はまさしく狼。しかしその黄金色の瞳には獣の本能ではない冷徹な知性の光が宿っていた。

破れた貴族のような豪奢な衣服をその身に纏い、まるで凱旋した将軍のように悠然とこちらへ歩いてくる。

その口元にはまだ乾いていない血がべっとりと付着していた。

『沈黙』のダイン。

間違いない。

こいつがラザールさんが警告していた『愛眼』の執行者。

なぜこの時の私が彼をダインだと判断したか。

それは私の心眼がそう告げていたからだ。

心眼は敵の心の戦場の揺らぎを、私のような未覚醒の段階でもある程度正確に測ることができるのかもしれない。

それを私は体感した。

先ほど死んでいったラウドとギール。彼らの心は力強く揺るぎない自信に満ちた波紋だった。

ロザールさんの心は復讐の炎に揺れている。

ナターシャさんの心は仲間を思う優しさに揺れている。

そして私の心は恐怖と決意の間で激しく揺れ動いている。

全ての生命には心の揺らぎがある。

しかしこの男は違った。

彼のものと思われる”心”の揺らぎは……これだけの強者二人と戦ってもなお一切揺れなかった。

それはまるで心がないかのようだった。

いや違う。

無いのではない。

静まり返っているのだ。

嵐が過ぎ去った後の不気味な湖面のように。

その底にはどれほどの闇が澱んでいるのか計り知れない。

そのあまりにも異質な心の在り方が、この男が私達とは違う次元の存在なのだと物語っていた。

私は冷や汗が止まらない。

全身の毛が逆立つ。

本能が警鐘を乱れ打っていた。

逃げろと。

こいつからは絶対に逃げなければならないと。

ダインは私達の目の前で足を止めた。

そしてその黄金色の瞳で私達を一人ひとり値踏みするように見下した。

「……ほう」

彼は初めて声を発した。

その声は見た目の獣じみた印象とは裏腹に低く、そしてよく通る知的な響きを持っていた。

「ネズミが三匹紛れ込んでいたか。いや四匹か」

彼の視線が私達の後ろに立つジェイクさんを捉える。

そして彼は心底つまらなそうに言った。

「この魔力量……弱者め。捻り潰してくれる」

その言葉と同時に彼の姿が掻き消えた。

速い。

ロザールさんともジェイクさんとも違う。

殺意だけを純粋に研ぎ澄ませた必殺の速度。

まずい。

狙いは私だ。

心眼が彼の殺意のベクトルを正確に捉えていた。

だが体が動かない。

恐怖で思考が追いつかない。

死ぬ。

そう覚悟した瞬間だった。

キィィィン!!!!

私の目の前で甲高い金属音が響き渡った。

見えない何かがダインの一撃を防いだのだ。

ダインの鋭い爪が私の喉元数センチのところで止まっている。

そしてその爪と私の間には何の障壁も見えない。

「……ほう?」

ダインが初めてその表情を僅かに変えた。

驚きとそして好奇の色がその黄金色の瞳に浮かぶ。

「このパワー…!!! お前はまさか見えざる剣の使い手ジェイクか!!!」

ダインの叫びに私はハッとして隣を見た。

いつの間にかジェイクさんが私の前に立ちはだかっていた。

その手には木刀が握られている。

だが彼は木刀を振るってはいない。

ただ静かに構えているだけ。

それなのにダインの攻撃は確かに防がれている。

見えざる剣。

それは比喩ではなかったのだ。

「そこは魔族らしく『勇者』って言えよ。三下が」

ジェイクさんは静かに、そして心底つまらなそうにそう吐き捨てた。

その言葉と佇まいはもはや好々爺のそれではない。

伝説の大英雄の風格そのものだった。

ダインは面白そうに喉を鳴らした。

「クク……面白い。まさかこんな辺境で六十年前に死んだはずの亡霊に出会えるとはな。ジェイク・ローデルベルク。貴様の名は我ら『愛眼』の中でも要注意人物としてリストアップされているぞ」

「光栄なこった」

ジェイクさんは肩をすくめた。

二人の伝説級の強者の間で凄まじい覇気がぶつかり合い、周囲の空気がビリビリと震える。

私達はその圧倒的な気の応酬にただ息を呑むことしかできなかった。

その時私はジェイクさんの言葉を思い出していた。

『早く片付けて、俺の戦いを見に来いよ』

『儂がダインを片付けている間に、お主らも親衛隊とやらを掃除しておくのじゃ』

そうだ。

これは私達の稽古。

私達の試練。

ジェイクさんは私達に道を示してくれている。

ただ怯えているだけでは何も始まらない。

私達も戦わなければ。

私は再び心眼を研ぎ澄ませた。

そして砦の内部を探る。

ダインという巨大な虚無の闇。

ジェイクさんという静かなる大瀑布。

そしてその奥。

砦の内部にまだ三つの心の気配があった。

ダイン親衛隊。

そのうち二つの気配は強く揺るぎない。

おそらく相当な手練れだろう。

だが残りの一つ。

その心の波紋は小さくそして激しく揺れ動いていた。

恐怖。

焦り。

そして疑念。

『――ラウド様とギール様がやられた? 嘘だろ……?』

『――あいつは化け物だ……!』

『――俺はどうすれば……! 逃げるか? いやダイン様を裏切れば殺される……!』

その心の揺らぎを勝機とするために。

私にしかできないことをやる。

それが私の決意だった。

私はロザールさんとナターシャさんに目配せをした。

「ロザールさん、ナターシャさん!」

私の声はもう震えてはいなかった。

「砦の中にまだ三人の敵がいます。二人は強い。でも最後の一人は心が折れかけてる。私達で各個撃破します!」

私の提案に二人は一瞬驚いたようだったが、すぐにその意図を理解してくれた。

ロザールさんの瞳に再び闘志の炎が宿る。

ナターシャさんも力強く頷いた。

私達はジェイクさんを見た。

彼はダインと睨み合ったままこちらを振り返ることはなかった。

だが彼の口元が僅かに緩んだのが分かった。

「……行ってこい」

彼の背中がそう語っていた。

ジェイクさんはわざと攻撃を仕掛けない。

ただダインの攻撃を防ぎ続けることで、私達が動くための時間を稼いでくれているのだ。

これこそが伝説の勇者による究極の実戦指導。『見取り稽古』。

私達は頷き合うと三手に分かれた。

ロザールさんは右翼の部屋へ。

ナターシャさんは左翼の部屋へ。

そして私は心の揺らぎが最も大きい中央の部屋へ。

ジェイクさんとダインという二つの巨大な力の衝突を背に感じながら、私達はそれぞれの戦場へと駆け出した。

恐怖はもうない。

私の心の中にはただ仲間を信じそしてウオを救い出すという、揺るぎない誓いだけがあった。

私の本当の戦いはここから始まるのだ。




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