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筆者が欲望のまま作ったレシピ

思い立ったらラー油を作ろう

作者: デンセン

思い立ったらラー油を作ろう


 私は辛い食べ物が好きだ。

 と言ってもテレビでチャレンジしているような凶悪的なものではなくあくまで普通レベルのものである。

 

 ある日、棒なラーメンに高菜と半熟卵を入れて、最後にラー油を一回し入れた時だった。


 このラー油少ないなと。


 近所で売られているものは手のひらサイズの小さい容器で使用頻度が高い私はよく買っていた。

 味覚は薄味もしっかり美味しいと感じるので大丈夫だと思うが、辛味に関してはおそらく普通より上限が高いようで消費が早かったのだ。


 少ないなと思った時、自分で作れるんじゃね。大量に作っておけばゴミは減るし当分は買わなくてもいいじゃね。


 そして始まったラー油作り。

 サッとスマホでラー油の作り方をみてスーパーで業務用一味唐辛子を買ってくる。(あることはしっていた)

 材料は一味唐辛子、油、長ネギ。ほかにも必要な物はあったが男の作るものである。おおざっぱでいいのだ。


 まず大量の油を熱する。量?油の容器の半分ぐらいかな?

 熱している間に金属のボウルに刻んだ長ネギと一味唐辛子を入れる。唐辛子は残すのも面倒なので全部入れた。

 これが後に間違いだったことに気づく…。


 油の温度が高温になったので一気にボウルに流し込む。

ボウルを覗き込んでいた私に大量に噴き出た蒸気が顔に直撃する。


 目鼻口に辛味成分を含んだ蒸気が入り込むとどうなるか。

 もちろん悶絶する。

 

 今まで感じたことがない痛みが顔に走る。痛みにエビぞりになったらすぐに強烈な咳き込みに襲われた。

 痛みに手で目を擦るとその手に辛味成分付着していたのか痛み倍増。


 しばらく中年が台所でのたうち回っている光景のあとに出来たと思ったラー油はまだ出来ていなかった。


 常温まで下がったが油と唐辛子を分離させないといけない。

 濾し器なんていいものはないのでザルにキッチンペーパー敷いてその下に別のボウルを置いて分離させた。


 一昼夜かけて濾されたラー油の色は赤く透きとおった宝石のように美しかった。


 そこで唐辛子系即席ラーメンで汁なし担々麵風を作成。

 茹でた麺を水で締めて丼に盛り、スープの素をごまだれに入れてタレを作って麺の上にカイワレ、茹で豚、もやし、ホウレン草をのせタレをかけて最後にラー油をたっぷりかけた。


 食べるとめちゃくちゃ美味い。

 市販のラー油より辛味が強くそれが食欲を増した。

 あっという間に完食した私はその日は同じ物を晩に食べる。


そして次の日、私のある部分が地獄になった。

食べたら出る。もうトイレから出られない状況。

辛いのがあんなに激痛を起こすとは思わないし、油分だったおかげでスルスルと痛みの元凶が出てくる。

ウォシュレットを使うと更に痛みが酷くなる。


 ようやく収まったときには精も根も尽きていた。


 それでも残る焼き肉のたれ一本分のラー油。

 そしてこりもせずに汁なし担々麵風を作り食べてしまう私。


 自家製ラー油を作った私に後悔はない。食べた次の日のトイレにいる間以外は・・・。


 


(*´∀`)♪ウマー!

次の日

( TДT)し、尻が大爆発・・・。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 普段はあまり意識したことのないラー油ですが、こうして手作りもできるのですね。 読んでいると中華料理の匂いがしてくるようなエッセイでした。 オチも完璧ですね(笑) (大変だったでしょうが…)…
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