表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/34

一人目の主人公

この作品は前にあげていた作品を大幅に変更、補足したものです。

大体の筋書きは今のところ同じなので続けて読んでくださっている方も根気強く見てくださったらありがたいです。

「この世界には、裏の面が存在する。」



これは、10年ほど前に起きたとある実験施設の崩落事故の末に導き出された結論だそうだ。なんでも時間軸の研究を行っていた研究所が実験の最中に崩落したって話だ。歴史の授業で習った気がするけど詳しくは覚えていない。

目が覚める。俺はだんだん度が強くなってきた銀縁の眼鏡...おじいちゃんからもらったもので、大切にしている。...をかけ、暫くのあいだ思考を整理する。

...15年間毎日顔を突き合わす天井が今日も変わりなくそこにあった。



「さてと。」



ベットから這いだして着替える。ふとテレビに目を向けるとあるニュースが目に入った。

「"裏"世界発見から20年...か。」

俺が1人呟く。

"裏"世界と呼ばれる亜次元空間を利用した国際ネットワークシステム〈バース〉が始まってから今年で20年。

20年たった今といえど、生活はあまり変化していない...強いて言えば、AIは5倍くらいの正確さを誇る判断が可能になったらしい。

それ以外は...環境問題が解決し、犯罪率が低下した...凶悪犯罪は割合としては増えているけど。

この前歴史の授業でちょこっとやった部分なのでぼんやり覚えている。


まあ、何はともあれ久しぶりの休日だ。ゆっくりしようじゃないか。

もしかしたら〈バース〉システム関連の記念アイテムの配布があるかもしれないな...楽しみだ。

そして俺はブレスレット型コンピュータ―〈シルトシステム〉を起動しつぶやく。



「反転。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ