プロローグ
初投稿です( ´ ▽ ` )暖かい目で見守ってやって下さいm(_ _)m(不定期更新)
ー2030年
日本では英喚士を育成する機関「国立英堂学園」が設置された。そこでは500人余りの生徒、英喚士が育成されている。16歳の青年、皇園 蓮翔はクラスカードとの適合が発覚し、英堂学園に転入する事になったのであった。
「ここが……国立英堂学園か……」
巨大な校舎を見上げるこの少年、皇園 蓮翔は今日からこの学園に転入するのだ。
「とりあえず、校長室に行けばいいのか?」
そして蓮翔は校舎へ入っていった。
それからしばらく歩いて。
「迷った……」
蓮翔は道に迷っていた。
「入学初日から道に迷うとか最悪だ……」
誰かに道を聞こうにも昼間の為、皆授業を受けていて廊下には蓮翔以外は誰もいない状況だった。
「はぁ、どうしたもんかな……」
頭を掻きながら苦笑いする蓮翔。
すると不意に後ろから声をかけられた。
「あの……」
蓮翔が振り向くと小柄な黒髪の少女が立っていた。
「えっと、俺に何か用?」
蓮翔が話しかけると少女は静かに頷いた。
「その……もしかして転入生の方ですか?」
自信なさげに質問してくる少女。
よく見ると体が震えている。
「そう、だけど……」
「あ、あの、その、もし良ければ、なんですけど、案内……しましょうか?」
少女は少し怯えた様子で話して来る。
「え、けど授業は?」
周りの人は皆授業を受けているのにこの少女は廊下にいるのは不自然だ。
「えっと、自習で、つまらなかったので、ぬ、抜け出して来ちゃいました」
蓮翔はその理由に顔を引きつって苦笑いする。
「じゃあ、校長室までお願いしようかな」
「は、はい……」
こうして少女に案内され蓮翔は校長室へ向かった。
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