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一家  作者: 大和香織子
第一章 被害
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8

その人は、娘と気が合わないような感じでしたが、正直私としてはそんなしょうもない事よりも、その人と一緒に居れることが幸せでね…。


その人は、娘の為に大金を出して、娘の職場の近くにマンションを買ってくれたんですよ。娘の為ではなく、自分の為に買ったのだけど、娘の職場がすぐ傍にある事を知り、譲ってくれたんですよ。


それならということで、私も半分は支払って娘にサプライズプレゼントとして贈ることにしたんですよ。妻にそれを話したら、そういう事は早い方がいいと言って娘の部屋の物を処分し始めたんですよ。その人もかなり手伝ったくれたようでした。

 

大変ありがたいことでしょう?でもね、娘は全く喜ばないどころか、自分の荷物が捨てられたと怒って、そのマンションをうけとらないどころか、さっさと家出をしてから自分で新しく部屋をよそで借りたんですよ。

娘の考えることが、男の私には昔から理解出来なくてねえ…。





長男



 「これを見て欲しい」と弟が言い出して、メモリスティックに入っている画像やメールを見せて来たんです。妹もその時いました。


 初めて見た時には、かなり驚かされました。まず親父がネットやメール機能を使える事に驚きましたね。そしてメールや画像をみたら、その人が網タイツを履いて足を組んでいたりする画像や股を広げていたり裸で寝転んでいるような画像まであったんですよ。全部その人の画像ですよ。


 妹はそれを見て絶句していましたね。気持ち悪そうにしていましたし。


 それで、その後も見ていったのですが、山の様にあるメールや画像を見直しているうちに、妹はギブアップしたので、後は俺と弟だけで確認していったんですよ。


 ただ、あまりにもたくさんあるので、弟にそのメモリスティックを自分のメモリスティックにも保存してもらって、自室で各自確認することにしたんですよ。

 それが一番効率よかったから(笑)


 で、メールを見て行くうちに、すげーいい事が書いてあるんですよ。メールには必ずと言っていい程、画像があり、その画像は、かなり過激なんですが、まぁそれが一番の楽しみだったりもしましたが。


初めは親父が俺に成りすましている事にも腹がたったし、怪しい感じでしかないその人だったのですが、そのメールを読み進めて行くうちに、すごく良いことが書いてある事に気が付いたんですよ。


半信半疑なんですけど、何度も読み進めるうちにやっぱり良いことがかいてあるんですよ。そのうちに、俺もその人とやり取りがしてみたくなって堂々とそこに自分のパソコンから参戦しました。


 初めは新しいアドレスから送られているメールを見てその人は驚いていましたが、親父にもメールでこれまでの経緯と自分の気持ちも伝えたら、親父の方も俺の名前でやり取りをしていたことを悪かったと謝ってくれて、俺もその人とやり取りできるようにその人にお願いしてくれました。


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